縁起のいい樹
アオキ | 厚さ寒さに耐える事から、不景気にも強靭に生き残る。一年中青々として生命力あふれ、病後の人への励ましとして。 |
アジサイ | 語源が「青い花が集まり咲く」家族の結びつきを象徴。 |
アスナロ | 明日はヒノキになろう”と思い続けている木の意。進学や目標達成の 願たての際に植えたい。 |
アベリア | 初夏から晩秋まで連続して開花し、紅葉も美しい。次々と楽しい事が実現するようにと植える。 |
イチイ | 神官が持つ笏の材料に用いたので、一位の位にちなんだ名前。成功や目的達成の記念樹として。 「一位」の名そのものが優勝や勝利を意味。開業・開所の記念樹にふさわしい。 |
イチョウ | 古代の生き残り植物。驚嘆に値する生命力があり繁栄のシンボル、今後の力強い発展を願う。入学や入社の記念樹。 老木になると「乳柱」と呼ばれる気根を生じるものがあり、母乳が豊かに出る事を祈った。元気な赤ちゃんを願うには最適。 |
ウグイスカグラ | ウグイスが初鳴きするころに、新葉とともに淡紅色の花を咲かせる。ウグイスは茂った枝に隠れて、神楽を舞うと伝えられたこと から、縁起の良い木とされている。 |
ウメ | 松竹梅に数えられる、めでたい樹木。厳しい冬に耐えて真っ先に咲く。結婚祝に。 |
エンジュ | 中国では高い官位に就くと庭に植える風習があり、高貴の木とされていた。「延寿」は、寿命を延ばすに通じる。 敬老や長寿祝いの記念樹に。宇美八幡に「子安の木」と呼ばれる神木があり、安産の守り神に。 庭に植えると幸福を呼ぶといわれる 。 |
オガタマ | 精霊の宿る木として神社に植えられていることが多い木です。 |
オリーブ | 旧約聖書によれば、平和と友愛の象徴とされています。 国連旗にも描かれ、アテネオリンピックでも世界平和のシンボルになっておりました。夫婦円満、家内安全の縁起樹 |
柿 | 「お金をかき集める」といって縁起が良い。明石の柿本神社の神木のカキは、その実を懐中にすると安産間違いなし と言われている。 |
カシ(シラカシ) | 表庭にカシノキを植えて、裏庭にカリンを植えて、「金は貸すけど、借りん」で縁起が良い。 |
カシワ | 柏の葉は新芽が育つまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄(家系が途切れない) |
カリン | 「金は貸すが借りない」の縁起を担ぎ、庭の表に「カリン」を植え、裏ウラに「カシノキ」を植えると商売繁盛によいと言われます。 |
キリ | 女の子が産まれるとキリを植え、嫁入り時にこれを切ってタン スをつくり持たせたほど成長が早く、火に強く中の衣装を守る。 |
キンカン | 金色の実をつけ、幸運をもてらす縁起木。輝かしい栄誉をたたえる木。大願成就の幸運のしるし。 黄色い実や花がつくものは西に植える。 古代中国では幸運を約束するしるしであった。病気を克服した記念樹に。鎮咳効果があり、病後の慰めと健康を願って。 |
ギンバイカ | 白い花が魅力の“祝いの木”。南欧では花嫁の飾る花としてブーケや髪飾りに用いられます。 「祝いの木」として結婚式に使われる。 |
キンボウジュ | 金宝樹と書く縁起の良い木。 |
キンモクセイ | 花の香りが毎年勝利を思い出させる。虫はつかないし、香りは素晴らしく良い。黄色い実や花がつくものは西に植える |
銀杏久寿 | 名前が寿で、縁起が良い |
クスノキ | 枝を切ってもすぐ伸びる生命力から男児の誕生祝に最適。 |
クチナシ | 実が熟しても口を開かないのでこの名が。黙々と夢の実現に励む人にふさわしい記念樹。 |
クヌギ | 「苦抜き」から苦なしの人生を願う。クロガネモチと一緒に植えて、苦労なしで金持ちに |
黒柿 | 「金運招来」「福徳円満」幸せを呼ぶ黒柿 |
くろがねもち | 苦労が無い金持ち。「苦労シテカネモチ」。立身出世の縁起樹。クヌギと一緒に植えて、苦労なしで金持ちに |
クワ | 昔から桑の木は神木である。桑の木には不思議な霊力が宿っている。などと言われています。 |
ゲッケイジュ | 古代ギリシャでは、競技の勝利者の頭上に月桂冠を飾った。勝利の木です。 |
ケヤキ | 語源が「けやけき木」「際立つ木」である。社運の発展を願って 植える。樹姿は堂々として「我ここにあり」の気概を示す。 |
コデマリ | 真っ白い可憐な小花を、小さな手まりのようにつけるので、この名が。 子供の将来が、健やかで、無数の喜びに巡り合う事を願い、七五三に。 |
こぶし | つぼみがコブシの形をしている。握りこぶしから“幸せをつかむ、幸運を握る。 |
サカキ | 神榊とも書きます。神様にささげる神聖な木です。 |
サクラ | 新年度が始まる4月に、美しい花を開き大きく成長する。新たなスタートに前途を祝して入学や入社の記念樹。 事の始まりを祝し、永続を願い。栄誉をたたえる記念樹。いっせいに咲き誇る姿は成功のシンボル。 |
ザクロ | これを植えると賢い子が生れるなど、多くの国で子孫繁栄のシンボルに。 |
サツキ | 花期も長く、美しい花をゆっくり楽しめるので退職の記念。長寿と健康の喜びを象徴する鮮やかな花。 |
サルスベリ | 夏の間絢爛豪華に100日余も咲き続ける生命力、勝者を表わすのにふさわしい。幸せが永く続く。 |
サンゴジュ | 珊瑚のような美しい実をつける。火に強く火災除けの願いを込めて |
シダレエンジュ | 中国では尊貴な木として、立志、高官の位に就いたとき、功成り名を遂げたときの記念樹として植えられた。 |
シンジュ | 英名の「天国の木」の意訳として「神樹」と名づけられた。天まで届かんばかりに育つので卒業後も大きく立派に育つようにの 願いを込め、卒業の記念樹。 |
スギ | 他の木に比べ寿命が長く、神聖な木 |
センリョウ | 昔の人はこの樹の赤い実を眺めながら、お金持ちになることを夢見たそうです。商売繁盛。 |
橙 | 「(代々)家が栄える」で縁起がよい |
「竹」 | 「成長・多産・開運などを象徴」 |
タチバナ | 不老長寿の木として、日本の歴史に残る最初のミカン類。花は文化勲章にもかたどられている。 |
長寿桜 | 長寿を願う。 |
ツツジ | 語源が「続き咲き木」 、美しい花が次々に咲くので結婚祝いに良い。。千客万来の繁盛を願って開店祝いに贈る。 |
ツバキ | 花期にはメジロやヒヨドリが蜜を吸いにきてにぎわい、心を明るくする。葉が美しい光沢から「艶葉木」が語源。 寒中にも濃緑の葉を 茂らせ不屈の生命力を示す。 |
ナナカマド | 語源は「7回かまどに入れても燃えにくい」ので。 火難を避けるとしてさまざまな安全祈願に植える。 |
ナンテン | ナンテンは仙人の食べ物といわれ、ますます健康にの意味を込めて。困難があっても「難を転じる木」だから、安全祈願。 大願成就の願い事にも好適。「難産を転じて安産」にする意味。帯祝いに。多くの祝い事に登場する縁起の良い木。 厄除け。葉を良くお赤飯に入れる、毒消しや咳止めの薬効もある。お多福ナンテンは最たるもので、福が多くて縁起が良い。 門松などお正月の飾り付けでも活躍します。鬼門に植える |
ニシキギ | 錦を飾る祝意を込めた記念樹。 |
ネムノキ | 夕方になると葉を閉じて眠りにつく事から、夫婦の共寝や歓 を共にする事を表わす。庭に植えると怒りを忘れると。結婚祝。 |
バクチノキ | ばっさり大きく樹皮がはげおちて人を驚かす木。勝負を象徴する名からもホールインワンを祝うのに向いている。 樹皮が自然にばっさり剥がれ落ちる様子がいさぎよい。失敗を恐れず 大胆に取り組む人にふさわしい。 |
花桃 | 桃の節句に欠かせない。女の子の誕生を祝う縁起樹。 |
ハナミズキ | 明治の末期、日本からアメリカへサクラを贈った返礼に、贈られた花木。 花、実、紅葉の三拍子揃って美しいので、女の子の成長を願って。 |
ヒイラギ | 「ひいらぐ(痛い)木」から名前がついた。葉にトゲがあり、鬼も恐れて侵入しない。防犯の木として植える。魔除け、鬼よけ。 節分には柊が欠かせません。鰯の頭と柊は鬼の嫌うものなので入り口に置いて、魔よけにします 洋の東西を問わず棘のある樹木は悪気を祓うとされ、クリスマスにもつきもの。鬼門の方角に柊を植える。 オニが嫌うトゲのある葉を持ちます。鬼門に植える植物として馴染み深い。 |
ヒメリンゴ | 無数の実をつける。女性の成人記念向き。美しい実をつけ、幸多かれと祈って。 |
ビナンカズラ | 美男カズラと書く男前の樹。 |
マツノキ | 松竹梅に挙げられる縁起木。厳しい土地にもしっかり根を張る事から、開店祝いに贈る。 人生の門出を祝うにふさわしい常盤木。第一歩から意志の強い事表わす。子供の健やかな成長と長命を祈って。 敬老・長寿の慶事には特別長命であるマツがふさわしい。年長者を末永い導きの明かりとして、敬意をこめて植樹 千年を経て変わらぬマツの緑はめでたさの象徴。不変の心の象徴。 松の語源は、久しく齢を保つとこから、「たもつ」の略転。行く末を待つ意味の「まつ」。神が木に宿るのを待つとこから「待つ」。 日本で松は古くから神の宿る神聖な木とされているから、神を待つ意味、「祀る」「祭り」などの意味も。 日本では、長寿の象徴、正月の門松など大変尊ばれている木だが、中国では無骨者扱いされている。 |
福寿キンカン | 幸運をもたらす縁起木。福寿の名前もいい名前 |
マンサク | 万年豊作だから縁起が良い。春真っ先に咲き始める輝かしい花です。 |
万年青(オモト) | 万年青々としているので、縁起がいいとされています。引越し祝いに。 |
マンリョウ | 「万両」と縁起がいい。四季を通じてつややかな葉を保ち、美しい赤い実が晩秋から春までつく事から商売が常に栄える。 昔の人はこの樹の赤い実を眺めながら、お金持ちになることを夢見たそうです。商売繁盛。 |
美濃満願 | 万の願いがかなう柿 |
ムベ | 無病長寿の霊果。別名「長命樹」 |
ムラサキシキブ | 秋に紫色の可憐な実をつける。平安の才女、紫式部の名がつけられ、別名「才媛」。 賢い女の子に育つようにとの意味をこめて。子供の成長を願う |
モクレン | 花が大きく豪華。めったにない事が起こった驚きや喜びを表わすのに。 |
モモ | 古事記にモモの実を投げつけて災難を逃れたとあり、昔から厄払い。女児の誕生祝い、女性の成人記念にふさわしい。 魔除けの木。 古代中国では、ももを食べて仙人になった人がいるとの伝説があり、 快気祝の人を大いに元気付ける。桃太郎の話 に秘めら れた魔除け。中国では長生不老の果実といわれ、魔除けと不老長寿の願いを込めて、結婚祝いに。 |
ユズリハ | 新芽が出てから古場が散らすので、代を「ゆずる葉」が語源。代々に引き継ぐ繁栄の象徴として。 永世変わらず続く事を願って。 後進にに道を譲り、人生の新しいスタートを切る気持ちで、勇退の記念樹。めでたい木とされ、正月飾りなどでも使われます。 |
ライラック | 花言葉が「初恋の感動」初恋を実らせたカップルに最適。 |
ランシンボク | 孔子とゆかりのある場所に植えられており、学校、図書館などで学問の木として植えられている。 |
ローズマリー | 本来魔よけやら祝い事に欠かせないとして、西洋では祝い事でも使います。 |
木 | 生の上略とする説、生えるものを意味する生のことで、毛などと同源とする説、草に対して木はキッと立っているなど、突っ立っていることが原義であったとする説 |
実 | 漢字の語源は實で、家の中に貝(宝物)がいっぱい満ちている意味の会意文字 |
西には黄色い実や花がつくものを植えるとお金がたまるがいいといわれています。例えば金柑やキンモクセイ
東南の角に実をつける木を植えるといい
鬼門、北東に南天、南西に柊を植える
縁起が悪いという迷信
庭に実のなる木を植えると縁起が悪いという説
びわやイチジクなどではよくそういう話を聞きます。木が大きく葉を広げ家を暗くする事からともいわれますし、また、昔、薬草として使われたため、
古来病人のいる家に多く植えられていたことから逆に取られたのではないかとかいわれています。
また、カキ、クリ、ブドウなどいずれも葉が大きく肝大きく根を張る上に花が楽しめないなどのことから畑などに植えるようになったのかもしれません。
ただ、モモ、ナシ、サクラ、ウメなどは家にも植えられますが、例えばサクラなどは木が大きくなり家の土台を傷めることや、虫がつきやすいなどから
嫌われるようです。
こうした人間側の都合からいわれた迷信のようで、気にする人は気にするかもしれませんが,気にしない人は気にしません。
庭に「ソテツ」を植えるとお金がたまらないという説
ソテツ→粗鉄=そまつのそ+金を失う
鉄という漢字が 『金』ヘン に 『失う』と書くからと言うことです。当て字なので なんともいえませんが・・・
「ソテツ」を植えるとお金がたまらないと→これは(ソテツに釘(カネ)を打ち込むとよく育つ)ということわざからです。
逆にソテツのあるお家は【昔からの名家】が多いようです。江戸時代初期は権力の象徴として大名庭園とかに良く植えられた。
(昔は、南国の植物を持ってこられる財力のあるひとでないと蘇鉄は植えられなかった)。
市役所・小中学校等にほとんどあります
屋根より高い木は植えてはいけないという説
まったくの迷信です。しいていえば、雨どいに葉っぱが落ちるので、家からは離せばよい。
榊・しきみ(しきび・香花)など神・仏ものは神聖なものなので屋敷内に植えてはいけない
門の横に松を植えると、「門被りの松」と言ってその家は栄えない
びわ・・人が死なないと実がならない。(びわは、実が付くまでに時間がかかることから)。「病気になる」
つばき・・首が落ちるように花が散るから。(武士の家の話)
ハラン・・(波乱)
沈丁花(じんちょうげ)」。「沈む」という字が入っているからか、家が沈む(落ちぶれる?)
柿・・冷える→縁が悪くなる
桜・・花が散り急ぐから
無花果(いちじく)、びわ、ザクロ、いずれも実が割れるので、
語呂合わせで「身割れ」で身持ちが悪くなるとか家名の断絶に結びつけるし(植える時は家の裏とか便所の脇)
マキ・・墓場に多いから
もみじ→お金がたまらない。お寺に多い。
縁起が悪いもの というより、人に迷惑をかける樹木(ケヤキ等のおおきくなる落葉樹、モミジ等の大量に葉っぱの落ちる樹木を
道路側や隣りのお家に隣接して植えるのは控える。