パラワールドに載っていた名言集1996  

パラワールド公認

                                                           、       、           、
                          質問項目
@最初に出た大会は?その時の成績は? Aそして、どうして競技を続けようと思ったのですか?
Bこれまでの自分の最高の成績だと思っている大会とその成績は?そして理由は?
Cあなたにとって競技の面白さとか醍醐味とはどんなものですか?
D現在、技能向上のため、どんな飛びを入念にしてますか?
E上手になるにはどんな練習が必要だと思ってますか?
F競技のためにあなたはどんなメンタルケア、ストレス対策をしていますか?
Gあなたの安全フライトの信条は?
Hグライダーの選択基準は?そしてグライダーに望む性能は?
I目指している選手は?その理由は?
J競技中、他の選手が気になりますか?どんなことが気になる?気にしない工夫などしますか?
Kトランジットしている時、どんなことを考えていますか?
L競技に勝つために必用なことを3つあげるとすればそれは何と何と何?
Mパラ競技でのあなたの夢は?Nその他、一言。
   
フリーフライトでは味わえない楽しさが大会にはある
Eテーマ(フライトプランなど)を持った飛び、自分のレベルよりも上の人と飛ぶ
 ことその手っ取り早い方法がコンペだと思います。
Fもういいやと思ってしまえばそこまでなので、最後まで絶対あきらめない気持
 ちで飛ぶようにしています。
Gまず、自分のレベルを把握することが第一であり、無理をしないことですが、
 競技中はそんなことを言ってられないので、運を天にまかせて飛ぶ。
Jレース中はどうしても他の選手の動きは気になるし、それが気にならずに
 自分の飛びができてトップになれればいいんでしょうねぇ。
L飛んでいれば技術的なことや知識的なことはどんどん上達していくし、
 精神的なことも鍛えられていくと思います。問題は飛びたい、あるいは競技に
 出たいなど、そういった気持ちをいかに持続していくかだと思います。
海野剛弘
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         36P
        『冷静』に考えられることそれに尽きるような気がします
Dサーマルがあると思った場所へとにかく行ってみること。スピードに関しての
 トレーニングは人と一緒に飛ばなければ練習にならない。できるだけ大会に
 参加して練習しています。どんな大会でもフライト後に仲間と状況を話し合い
 成功も失敗も納得すること。
E大会は上昇してから始まるので、とにかくサーマルを使い切って上昇する
 トレーニングをすることだと思います。
F自分を信じること。人よりも上手いと思うために必要なことをやりきること。
Gフライト中、『冷静』に考えること。少しでもパニックになると、危険が迫って
 きます。
L1に、いかに冷静に飛ぶか。何があってもあせらないこと。そのためには起こ
 り得るできる限りのことを体験しておくこと。つまりたくさん飛ぶ。
 2に、グライダー性能。道具を使ったレースでは当たり前のこと。
 3に、体力と気力の充実。パラの大会は長期に渡るので。
扇澤 郁
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         36P
Dなかなか練習時間がないので、僕は他の人が飛んでいるのを見て、フライト
 のイメージやリズム等を忘れないように、または新しい発見がないか考えて
 います。また、人を誘導している時も、自分が飛んでいるような気持ちになっ
 て誘導すると、新しい技術や、サーマルポイントを発見できることがよくありま
 す。だから人の飛びや自分の飛びをビデオで撮って、見てみるのはいい方法
 だと思います。そして練習時間が取れた時は、第一に粘る。
G平常心をそこなわないように、常に先のことを予測し、もし失敗したらどのよ
 うに対処するかを考えます。人間誰でもサーマル条件が良くなったりして高く
 上がると、ついうれしくなってしまいます。すると、普段やらないような冒険を
 してみたくなったりします。その時に自分の技術ではどうか、機体性能ではど
 うかという冷静な判断をすれば、安全に飛べるし、もし失敗したらどうしようか
 と考えることができれば、危険に対する正確な対処も遅れずできるし、緊急
 に危険回避もできると思います。
L観察力・・・まわりの機体や雲、木の揺れなどを見ることで、サーマルポイント
 が発見できたり、良いコースがとれたり、危険に対する予測ができるから。
 判断力・・・今あるサーマルから次のサーマルは移動する時、タイミングが
 わからないと次のサーマルに乗れなかったりする。そしてテイクオフの時も、
 いつテイクオフすれば良いかという判断ができないと、ブッ飛んでしまうことも
 ある。だから、今行くべきだとか、今テイクオフすべきだという判断力は必要
 だと思う。
 集中力・・・どんなに些細なことでも、見逃さない観察力や、いつでも正確な
 判断ができるようになるには、集中力が欠かせないと思う。競技でなくても
 この3つの力がなければ安全にフライトできないと思う。
大澤行英
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         37P
    それは、何位で終わろうと満足いくフライトができたら1位だよ
E空中においては、人間の頭の働き、つまり思考能力は、地上での30%程度
 まで低下すると言われています。ですから本で読んだり、ベテランから聞いた
 り、教育を受けても、そのまま空中でそれを実行できないものです。そのため
 にも地上でシュミレーションを、気の遠くなるほど繰り返すことが必要です。
 そしてそれを空中で実行できるかどうか、確認のため飛行し、そして反省しま
 す。
G何か不安を感じた時、あるいは「ドキドキ」するような感じを覚えた時には、
 その原因がはっきりするまで、そしてその不安要素を自分自身で取り除き、
 解決するまで離陸しない。「ドキドキ」することは、自分の自律神経が黄色信
 号を発信しているようなもの。その黄色信号を「赤色」にして止めるか「青色」
 にしてTOするかは、自分で決めなくてはならない。「ドキドキ」する不安要素を
 取り除くことができればゴー!一度飛行を始めたのなら、最善を尽くして安全
 確保と成績を求める。
小野寺久憲
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
      37、38P
    『向上』とは『上手』というのが何かを常にイメージしていくことだと思う
D「練習」として飛ぶことは、今はほとんどない。しかし飛行中や飛行前に感じ
 たり、考えたりした事柄を「目標」として、トライ&エラーをいつでも繰り返して
 いるし、それを普段から楽しんでいる。そういった成功や失敗を経験として積
 んでいくことが自分自身の向上につながると考えている。
E基本になるのは「上手」というのが何なのかイメージすることだと思う。
 機体の扱いにしてもサーマルの捕らえ方にしても、しっかりと自分の状況を
 イメージすることで、かなり上手になると思う。 簡単な練習は、自分が下手で
 うまく飛ばないと思っている人は、とりあえず上手な人のフライトを見る。
 飛ばずにただみているだけ。あーだこーだ言わずにとにかく見る。自分が
 飛ぶ時は難しいことを考えないで、飛んでいる自分を楽しむ。余裕があったら
 上手な人のフライトをイメージして旋回のスタイルを合わせたり、コースを
 トレースしたりする。上手く行かなかったら、そこをまた見る。とにかく見る。
 という繰り返しで「上手に飛ぶ」というイメージが具体化していくと、相当上手に
 なれる、と思う。
F上を向いて歩こう。笑いは心の太陽だ。ということで心は丈夫です。
 メンタルな部分をケアする必要は感じていません。ストレス対策としては、
 上空でよく叫んでいます。カラスの気持ちになって「カァ〜!」が一番多い。
 さて、勝つためには「自分が勝つ」というイメージを精神集中して作りあげる
 ことが大切だと思います。集中力を発揮するには「禅」がよいのではと思って
 いる今日この頃です。
G「困った時のツリーラン」「落っこちる前のレスキューパラ」をモットーにしたい
 思います。
I特に誰かを目指すということはありません。自分を磨いていく上で、素晴らし
 い知識や経験を持った方を参考にさせていただいていますが、誰を目標とす
 るのではなく、そういう人の中で自分がどれだけ頑張れるかという意識を大
 切にしています。
L1実行力・・・きちんと飛ぶためのテクニックや知識がしっかりしていなければ
         論外。
 2判断力・・・観察や仮想によってタイミングを計り、目的地を決め、どのような
         コースでアプローチするかを状況に応じて的確につかむことが
         必要で、経験を積むことが重要。
 3イメージ・・・自分の能力やスタイルを評価し、その日の勝ち方をしっかりと
         イメージすることが大切だと思う。「勝つ」ことをイメージしたうえ
         で実行し判断することで、競技での実力がついていくもんだ。
         逆にイメージのないままフライトして結果的に勝ってもそれは
         はったりで終わると思う。
N競技だけのことではないけれど、最近無理をする人が多いような気がするの
 ですが、無理して勝った人の話はあまり聞きません。堅実であることが勝つた
 めにも楽しむためにも大切なことだと思います。
加賀山務
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         38P
練習中の失敗はいっぱいしたほうがいい。失敗はためになるよ!
E渋いところでどれだけ粘れるか。サーマルの強い時は上げきってすぐ移動。
 練習の時は行け行けで、とにかく冒険します。練習中の失敗はどんどんした
 ほうが、ためになると思います。
G危ない目にあうことを想定して、グライダーのつぶれ方の全部を回復できる
 技術を練習しています。どんなにつぶれても安心という技術を身に付けてい
 るつもりです。危ない目にも何度もあってます。その時のことを体で覚えてい
 るのかもしれません。ダメだと思ったらレスキューをひらけばいいと思って
 練習してます。
J旋回中は気になります。サーマルに合わせたセンタリングをしていない選手
 はどうにかしてほしいと、時々思います。競技中はほとんどの選手の動きを
 見ています。4〜5人はマークしています。
L1に、リラックス、朝から集中してたらもたない。
 2に、確実に上げきる技術
 3に、サーマルの見切り。移動する時へ見切り
柏倉 剛
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         38P
いろんな人に出会えるのも大会の魅力のひとつだね!
Eよくわかりませんが、まわりのトップパイロットを見るとまず新聞配達をするこ
 と、テレクラ遊びをすることくらいだと思います???
F風が強い時は飛ばない。風が乱れている時は飛ばない。雲に吸い込まれそ
 うな時も飛ばない。飛行中、そうなりそうだとすぐ降りる。たくさん人が飛んで
 いる所にも行かない。低い高度で突っ込まない。無理をしない。そうすると
 大会でも勝てない?ちゃんちゃん!
H川瀬力選手。基本がしっかりしていて、どんなに成績がよくても風が強い時、
 人がいっぱい飛んでいる所は飛ばないという安全第一の精神。他、タカツカ
 選手、カナメ選手、ヒロタニ選手、ナカガワ選手など。あんな嫁をもらえる選手
 になりたい?
J最近、パラグライダー、重たくなったなぁ
片岡善雄
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         39P
自分の飛びが客観的に評価されるってのは、けっこう気持ちいいもんだ!
G4回も骨折してます。だから、フライト中風向きがわからなくなった時や荒れ
 ている時は尾根に近付きません。風が強かったり、荒れていてフライトが楽し
 くない時や怖いと感じた時はランディングする。
H試乗して気に入ったグライダーに乗る。大会に出場するなら大きいグライ
 ダーの方がいいと思う。むろん体重が合わないと怖いけど。性能が多少悪く
 ても安全性の高いものを選ぶ。
J順位の近い人がどこを飛んでいるか。自分が何番手でふらいとしているか。
L1に高性能機・・・どんなに上手でもやっぱりグライダーの性能が低いとどう
   しょうもないです。
 2に金と時間・・・大会に出場するにはこの二つがないと、ね!
 3に自己に勝つ・・・どんなに荒れていても恐怖心に勝ち、渋かったり低くなっ
  ても諦めない忍耐力。
N所詮は趣味なので、常に楽しみながら安全にフライトするように心掛けるの
 が大事だと考えています。
金森宏之
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         39P
Cうまくなりたいのなら、うまい人と一緒に飛ぶこと。最も手っ取り早いのがコン
 ペに出ること。
D先ず、フライトする前にタスクを決めるようにしている。また、必ずグランド
 サーマルを乗り継いで行かなければ取れないようなパイロンを、その中に
 入れておく。基本的にアウト&リターンを心掛けてフライトする。
E一般の人に良く見かけるのが『リッジソアリングは上手なのだけれど、サーマ
 ルソアリングがいまいち』というものです。そのような人のサーマルに対する
 イメージに多いものが『サーマルは杉の木のようにズーンと空高くまっすぐに
 上がっているものだ』というものです。そのような人に「サーマルは豆の木の
 ようにクネクネと曲っていて、太い所もあれば、細いところもあると思った方が
 いいですよ」と教えます。そして「常にそのようなサーマルをイメージしてセン
 タリングする練習をしてごらんなさい」と言います。
Gイメージトレーニングを常にしておくこと。よくイメージトレーニングというとソア
 リングする時のことだけを考えがちだが、キャノピーが潰れたり、スピンに入
 った時の対処の仕方や、緊急時にレスキューパラシュートを投げなければ
 ならない時等、普段は練習できないようなケースを想定して、イメージトレー
 ニングをしておくことは、常日頃から必要だと思います。
川地正孝
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         40P
A「みんなが同じ目的を持って飛ぶ」そんな中に初めて入り味わった一体感が
 とても気持ちよかったから。あと、選手ではなかったけど、大会に来賓として
 来ていた日本のトップクラスの選手と出会い、いろんな話を聞いてあこがれた
 から、ですか。
B95年度日本選手権71位。はっきり言ってボロ負けでした。知っての通りの
 連戦連日中はほとんど下位にいて、なるべくしてこの順位だったと思います。
 当然それまで少しばかり持っていた自信やプライドが完全に打ちのめされま
 した。この大会は自分にとってポイント大会初参加であり、九州外の大会も
 初参加でした。初めて日本のトップコンペティターの人たちと同じ空を飛べた
 ことに感激したと同時に、多くの事を教えられ、自分にあったおごりとか、
 大会に臨む姿勢の甘えとか、それまでの自分のフライトにけじめをつけられ
 た大会でした。負けた人間のよく言うセリフですが、その時持っていた全力で
 飛んだので結果に文句はありません。ただ、自分がその時まで全力で飛んで
 いたらと悔しくも思います。この大会は自分の飛び方を変えてくれた素晴らし
 いたいかいであったと、一生忘れないでしょう。
C「多くの人と同じ目的を目指して飛べるという一体感」これでしょう。
 いろんな人と本当の意味で「同じ空を飛べる」ということで、いろいろ学ぶこと
 ができ、自分を見つめ直すこともできます。大会後に少なからず変わってい
 る自分も、面白いですよ。
E「うまい人と飛ぶ」ことだと思います。本で読むよりも人から聞くよりも、絶対
 多くの事を吸収できると思います。自分の不足している部分を発見するのも
 役立つと思います。
G何かをする時に「ヤバイと思う前に止める」です。ちょっとビビってる位がちょ
 うど良いのでは?
L自分が思うのは
 1・焦らない。テイクオフのタイミング、走るタイミング、飛んでる時も特に負け
   てる時に自分を見失わない事だと思います。
 2・普段から全力で飛ぶ。ある程度の緊張感をもったまま飛ぶことに慣れて
   おかないと異常に疲れます。
 3・あきらめない。難しいですが、どんな種目でも大切だと思います。
 ちなみに4つめは祈る事です。
Mずーっといつまでも競技に出続けたいと思っています。爺臭い夢ですが、
 どんな職業についても、どこにすむ事になっても、どんなに忙しくても、これだ
 けは一生の楽しみとして大切にしたいと思っています。目標は、誰かの目標
 にされるようになりたいですね。
久寿米木
和弘
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         40P
E技量的には長く飛ぶことだと思います。それと、自分のフライトについて意見
 してくれる人が同じエリアにいると、第三者の目で自分のフライトの良い所、
 悪い所が分かると思う。良いアドバイザーに会う事が上達の近道だと思う。
G自然の力はすごいものなので、グライダーを過信しない事。
Iすぐれたパイロットは多くいますが、それは技量・経験・才能・環境がその
 パイロットを構成しており、自分とは違うことを認識した上で、自分が勉強にな
 る所を見習うようにしている。
小西康成
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         40P
E私の場合、技術的には、他のコンペティターより劣っていますが、それでも
 やっていけるのは、サーマル離れの判断とか、サーマルのヒット率が良かっ
 たとかそういう事で、テクニックよりも、決断力、思い切りの良さが成績に出て
 いるように思います。
Gローター等、発生していると思える所には決して突っ込まない。1年前に圧迫
 骨折で2ヶ月近く会社を休み、その肉体的社会的ダメージの大きさが、身に
 しみているので、勝利が目の前でも、危険な所には行きません。
I仲亀のそつなさ、小野寺のスピード、田中の粘り、武尾のつっこみ、松永の
 計算高さ、その他、ベテラン各人のいいところを目指したいです。
Jテイクオフ時は、人より早く出てしまうことが多いので、他人よりもコンデショ
 ンの観察をしていますが、フライト中は全ての選手がウインドダミーとなります
 から、あえて先走りせず、人をわずかに先行させようと思って飛んでいます。
L勝つため、というより、私のようなサラリーマンがコンペという土俵に上がる
 ために必要なものをあげたいと思います。
 :毎年先鋭化していくグライダー。膨れゆく装備、毎月の給料の1割以上は
   するエントリーフィー、はるか遠くへの遠征費、プライベートパイロットの
   ささやかな喜びは、いつもウェルカムパーティーにあるようです。
 有給休暇:わざわざ休みを取っているのに、強風、悪天候でキャンセルになっ
   た時のむなしさはパラリーマンでなけりゃ分かるまい。
 やる気:これがなければ、何もできないと思います。
Nポイント大会に出るコンペティターの人達は皆、真剣、かつ真面目です。
 競技に対する姿勢について、自分も反省する機会が多く、また、他の方に
 失礼もありました。これからは、マナーなどにも気を付けたいと思います。
近藤浩章
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         41P
G『変な風は飛ばない』『気持ち悪い時は降りる』など、気象学や飛行理論、
 うまい人の話、自分の経験などを一つにして必ず自分の意思で決定すること
 もし他の人が飛んでいても、一つのデータにはするが、それですぐには出な
 い。
Hトータルバランス。滑空比、旋回性能、スピード、安全性などの性能と言える
 ものすべてが欠けてはいけないと思う。自分の経験から言うと『一目惚れ』と
 いうのが一番良いと思う。
J走った高度、そして到達高度、サーマルにおけるコアの位置など。『人は人、
 自分は自分』と言い聞かせてる。
L自信・集中力・根性。
斎藤直行
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         41P
Eフリーで1時間フライトするより、競技で1時間フライトするほうが、何倍もの
 トレーニングになるから、始めはどんな大会でも積極的に参加すればよいと
 思う。
H他のフライヤーと同等以上の性能をもったグライダーで安定性の良いもの。
 (コンペにおいて、技術で負けるのは仕方ないが期待の性能で負けるのは
 ツライ!)
高木弘志
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         41P
競技を始めたら普段のフライトが楽しめなくなった! これを病気というのでしょう!
Eそんなこと、教えられない。テクニックというものは、おずれ到達すると思う。
 つまり、同じレベルに簡単になれるという意味。テクニック以外の部分、例え
 ば大会慣れや、テイクオフでの強引さやずうずうしさも必要かもしれない。
 大会に出る前に練習しておいて欲しいことは、数十機のグライダーが同一
 サーマル、同一空域に存在する中での警戒方法、協調方法の習得である。
Lよいパートナー(スポンサー)/個人でグライダーを購入し、多くの大会に参加
 し、というのはサラリーマンでは限界があります。プータローになるか、契約
 パイロットになるか、どちらにしてもメーカー等から何等かの補助を受け、 
 なおかつ理解ある職場で働き、理解ある家庭を持つことが大切です。もちろ
 んそのためには長い努力の積み重ねが必要ですが。
高塚龍二
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         42P
他の選手と切磋琢磨することで、想像以上の技術が身についてくる
Aフライト技術が向上するに従って、一人で飛んでいる時よりも、他のパイロッ
 トと競い合う方が楽しいと思えるようになったから
C競技に参加し始める前には、できないかと思っていた事が、競技の中で他の
 パイロットと競い合う中で可能になってくる事。
J大会で、他の選手の動きは、気象条件の変化と共にとても大切なので、常に
 判断材料の1つにしている。
L自分のフライト技術に自信を持つこと。フライトではメンタルな要素が大きい
 から。
高橋 悟
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         42P
A協議ごとに自分のフライト結果が順位として出るから。トップの人達の飛びと
 自分を比較することにより、飛び方や考え方の違いが見え、ステップアップの
 課題ができるから。
C色々なエリアで飛べること。またそのエリアの持つ最高のポテンシャルでタス
 クが組まれる競技が行われるから、短い期間でエリアの特色を満喫できる。
D使っている機体の性能を試しながら、こんなサーマルならばこんな旋回はで
 きるかなとか、スピードはどうかなと、自分の道具の限界を探るようにしていま
 す。優れているポイントを多く見つけるようにしています。ハングの人達と雑談
 の中で、サーマルの考え方、XCフライト、フライト方法など、クラスUPした滑
 空機の飛び方も参考になります。
Eキャノピーの立ち上げが、色々なコンディションの中でこなせる事。自分が出
 たい時に確実にテイクオフできる様に。大会に出ている人達と一緒に飛びな
 がら、集団の中でのセンタリングに慣れること、高度を上げたら次のサーマ
 ルに走りついて上げる練習が役立つと思います。
Fガムなんか噛むこと。口を動かしていると緊張がほぐれます。フライト中は
 自分の使っているグライダーの優れている点だけを考えます。大会の反省を
 する時も、後悔するより客観的に要因を分析する様にしています。
Gジンクスとして、フライトに出かける時は、仏壇にお線香を供えていきます。
 自分なりの安全率を持つ事です。とにかく、その時の条件を判断して、自分の
 限界域を越えたと思ったら飛ばない。周りの雑音に惑わされないで自分に素
 直になることです。不幸にしてアクシデントに遭った時は、バックアップを躊躇
 なく投げることです。
L1に、あきらめないこと。可能性のある限り、粘り続ける精神力が必要です。
     競技のターニングポイントでよく、あのサーマルで生き返った、ステイし
     続け最後にヒットした、等々語られています。
 2に、自分の乗っているグライダーに信頼を持つことです。信頼感がないと、
     強気の飛びができず、精神力が持続できない。
 3に、状況を見る目を養うこと。競技で飛んでいると自分の世界に集中しがち
     ですが、周囲の情報を取り入れる余裕を持つ事が大切だと思います。
M自分の納得できる飛びが大会ででき、長く競技をし続けること。パラの大会
 が社会的に認知され、将来国体の正式種目になればいいなと思います。
N大会だけでなく、一般フライヤーが楽しく参加できて、ギャラリーが見て楽しめ
 る大会が並行して開催されるともっと競技に興味を持つ人達やフライヤーが
 増えてくると思われます。
武居光政
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
      42、43P
D本当は練習しなくてはと思っているのですが、普段はもっぱら楽しみのため
 だけに飛んでしまっています。たまにするのは、同じコースを色々な飛び方を
 してタイムを計るとか、できるだけ無駄なセンタリングをしないように飛ぶこと
 などです。興味のある方は朝霧で一緒に練習しましょう。
Eとにかく楽しく沢山飛ぶこと。でも惰性で飛ばないこと。色々な飛び方を試し
 てみること。自分のグライダーを熟知し、信用する事。
Fメンタル面は確かに大きな部分を占めると思います。調子がいい時は丁度
 いい程度の自信が持てていいのですが、後手後手になった時は厳しいです。
 特に何も対策はしていませんが、強いていえば、成功をイメージすることぐら
 いです。
G怖い時は怖いと素直に認める事。自分の能力以上の機体やコンディション
 で飛ばないこと。ツリーランディングを安易な選択肢として考えないこと。
J競技中は他の選手を気にしなければ飛べません。これはかなりのウエイトを
 占める要素といえます。良いコンペティターほど、観察力は鋭く、他選手の動
 向を厳しくチェックしています。見えない大気の動きを視覚化してくれるので、
 リモートバリオとでもいえるのではないでしょうか。
L経験に裏付けされた知識とノリと運かな? 知識は経験がなければ空回りし
 ます。年々スピードアップするフライトでノリがなければついていけません。
 予測のつかないコンディション変化は常に考えられます。特に日本では運が
 左右する場面が多い様に思えるのですが・・・。
武尾 拓
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         43P
C競技とは結果を残した人が勝つという単純なルールで、言い訳のきかない
 世界です。僕はそのようなすがすがしさがとても好きです。
D技術ウンヌンより、できるだけ本能で飛ぶようにしています。一緒にセンタリ
 ングしているトンビが逃げないようにするためにはどうしたらいいかを考えて
 るほうが楽しいですから。
Eスカイスポーツはキャリアスポーツだと割り切り、とにかく上手な人について
 行くようにしました。そして、必ずその上手な人とコミュケーションを持つことも
 自分が上手になるコツだと思います。空中にいる時だけでなく地上にいる時
 も練習と経験は積めると思います。
Fマイペースが一番。運を自分に呼び込むためにはマイペースでなければや
 ってこない気がします。しかし、競技で勝つためにはそれ以上に、イケイケド
 ンドンというペースもあるところでは加味されなければならないようですが。
 ただ、そのイケイケドンドンも、基本はマイペースの上にあるものだと思えま
 すから、やっぱりマイペースが一番じゃないですか?
Gやはり、マイペースが一番です。怪我をする時は普段の自分の技量を越え
 た何かがプラスされた時に発生するような気がします。
Jどんなに優れた技術を持っていようと、人間としてつまらないコンペティター
 はまったく気になりません。それよりも自分の尊敬する人たちには是非勝ち
 たいと思うので、その人たちの飛びには注目しています。
K『こんちくしょう』『頼む一発あってほしい』『いっちゃえいっちゃえ』『ひゃっほ
 ー』『まじかよ、くそっ、戻るか』『なんであんなところにいるの?』『ふー、とりあ
 えず安全におろすか』『以上のようにいつもとりとめのないことが頭にあります
L1に技術・・・最低限これがなければ話にならない。
  2に運を呼び込む力・・・運は自分で作り出すものであり、また運を軽視すれ
               ば勝てない。
  3に競技を続ける事・・・やめてしまえば2度と勝つことはできないから。
田中清茂
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         44P
タスクを自分なりに消化していくプロセスの楽しさは半端じゃない!
C与えられたタスクを自分なりに消化していくプロセスの面白さ、自分一人だけ
 でなく他人と一緒に飛べる楽しさ、競い合うことの楽しさ。
F特になし。しいて言えば競技中は普段の仕事をきっちり終わらせておく事。
 また不必要に緊張しないよう、リラックスすることに努め、失敗しても気にしな
 いようにしている。
L1に、競技に集中できるように自分の環境を整える事。
  2に、自分のフライトスタイルを確立する事・・・他人と自分を比較して他人を
     みてばかりいると常に後ろにいることになってしまいます。
  3には、やっぱり『運』
田中美由喜
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         44P
どんなフライトも1本1本丁寧に飛ぶ。必ずそこには習得できるものがある。
A自分が入賞することが不思議で何度も技術力を試してみたかった。
Eどんなフライトでも一本一本を大切にし、小さなことでも良いから何かを習得
 する。また疑問を持つことが必要だと思う。
F私自身、精神力は決して強い方ではなく、そのため大会ではテーマを持つこ
 とが多い。
G決してリスクを負わないで勝つ。
L1に、自分の飛びをすること。グライダーの性能やフライヤーの技術はそれ
     ぞれ違うから。
  2に、ランディングするまでゴールを狙うこと。どんな渋いコンディションデも
     競技が成立する可能性がある。
  3に、競技中、冷静な判断を持つこと。
仲亀正幸
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         44P
石にしがみついても降りません。(石にしがみついたら落ちると思っている方、騙されたと思って
やってみてください。保証はしませんが)

C冒険を夢見るあなたに、そ〜そこのあなた。競技とは空を夢見る少年の心を
 持った大人の冒険活劇ドラマのようなものです。R.P.Gameの実写版に自分が
 メインで登場しているのを想像して下さればよいのです。
D練習は何でもいいから飛ぶこと。100の山にも五分のサーマルというように
 どんな小さな山でも小さな可能性があるのだと思って飛んでいます。高い高
 度を飛ぶのは簡単でも、低い高度を飛ぶ方が楽しいことが多い場合もあるん
 です。フライヤーと煙は高い所へ昇りたがるといいますが、低い所を飛ぶ賢
 い人になるのも良いのではとおもい、最近は下も飛んでます。
E1に楽しく、2に楽しく、3、4がなくて5に楽しく飛ぶことが、上手になる必要条
 件。自分の技術に合わないグライダーでドキドキしながら1時間飛ぶよりも、
 ベストマッチのグライダーで55分飛んだ方が上達は早いのです。その理由は
 周りを見る余裕が出てくるから。どんなに腕がよくてもサーマルを探せなけれ
 ばそれは単なるパラシュートです。人より5分長くステイしていてもサーマルを
 見付けられなければ何の意味もないのです。平穏な大気中をランディングへ
 向けて飛ぶのがパラだと言う方はさておき、一度はサーマルでTOを上から見
 たいと思っているあなたなら、無理せず楽しく飛ぶことです。そしてほんの少し
 のアドバイスをくれる人を見付けてください。
F『お気楽、極楽』これが私のモットー。とにかく、楽しく飛ぶ。競技では気負わ
 ずに自分の知識と技術を8割程度使って、どんあように飛んだら楽しいかを
 考えて飛んでいます。競技ですから勝ちたいのは山々ですが、谷もあるのが
 パラの競技です。
G腹8分、飛び8分というのが私の飛び方。100%で飛ぶのも良いかもしれない
 が、リスクが多いのがパラです。無理は禁物。あとの2分は安全のために
 いつも取っています。だから勝てないのかもしれませんが、怪我をしてしまっ
 ては元も子もないですから。空が好きだから、細く長く飛ぶようにしているんで
 す。
H仕事がグライダーのインポーターですので、自社のものに乗っていますが、
 設計者のロベールが作ったものを絶対的に信頼してますので、グライダーに
 関しては製品をそのまま使用してます。彼の設計したグライダーは性能表に
 は表れない使い勝手や乗り易さが絶妙に設定されており、乗り手の気分によ
 って性能が変化するのも気に入っている点です。やはり楽しく飛べるグライダ
 ーを選びたい。性能的には高速でのペネトレーションが良い物に乗りたい。
 見掛けだけの最高速では、次のサーマルポイントにつくまでに高度ロスが大
 きい。だから、僕はあくまでペネトレーションにこだわる。
L1に、クール、いつも冷静にいること。
  2に、リライアビリティ、翼を信頼して。
  3に、ディシィジョン、的確な判断をすること。
長島信一
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
      44、45P
本来、個人スポーツであるパラを騒々しく楽しめるのは大会だけ
C基本的にパラは個人で楽しむスポーツだし、自然が相手で静かなものだけど
 大会は『騒々しい』。それがたまらない!
Dブッ飛びでもサーマルソアリングでもとにかく周囲の状況を良く見る事
E渋いコンディションになっても、ステイできる場所を見つけてステイし続ける事
 ブツ飛びでも飛べる時はとにかく飛びぶ。練習は飛ぶことに尽きると思います
Gニワトリのように臆病になること。ちなみにそれで、一度も大ケガはしたこと
 はありません
L1に、『運』
  2に、『運』
  3に、『毛の生えた心臓』じゃないの?
中條健一
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         45P
Dセンタリングのチェック・・・旋回中の迎え角の調整、効率よく高度を取るため
 の練習。グライド中のサーマルの感じ方・・・移動中はトリム、アクセルを併用
 しているので、いろいろな迎え角で飛んでおり、それぞれのスピードでリフトを
 どう感じるか常に考えながら飛ぶ練習。
Eとにかく飛く事だと思う。人間は足のウラで地表面のコンディションを感じてい
 るが、空間ではそうはいかないので、とにかく大気の中に身を置き、キャノピ
 ーの揺れを細部まで感じ取れるように飛ぶ事に慣れることじゃないかなあ。
 そして、飛んでいるのは実際にはキャノピーであってそれを操作しているのが
 パイロットであるということをきちっと理解すること。
L『心』『技』『体』
仲田孝宏
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         45P
最先端の技術・技能に興味があったら大会に出るしかないかも
G安全なグライダーを選ぶ、自分の限界を越えない。自分の能力の80%をリミ
 ットとして20%の余力を残してフライトすること。
K次のサーマルポイント、また次のサーマルポイント、3つ先のサーマルポイン
 ト。余裕があれば5つ先のサーマルポイントを考える。
Lグライダーを吟味する。気象条件・飛行コースを調査しておく。あらゆる方法
 で情報を入手する。選択は確率の高い方を取る、少ない確立に賭けない。
N日本の大会は運営がまだ確立されていないきがする。参加費も高く選手の
 ための大会になっていないと思われる。大会は競技・選手本位のものにして
 ほしい、欧州のPWCの大会などを参考にしてほしいと思っています。
中村ヤスヲ
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         46P
コンペは病付きになる
E大会で勝つ上手さと安全に楽しく飛ぶのはちょっと違うように思います。
 大会で勝つには人より早くゴールする事だから、練習するとすれば自分で設
 定した目標のタスクをできるだけ早くクリアする練習かな!
Iよそ見はせずに、ただひたすらレベルアップする自分自身を目標としていま
 す。
L1に集中力・・・これがなくなると判断ミスをおかしやすい。
  2にグライダー・・・性能がズバリ物を言う。
  3に運・・・運も実力のうちだ。
荻原 光
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         46P
何も犠牲にしないで楽しく競技を続けるのが理想です
D競技より空中でいかに冷静でいられるかを課題にしています。
G風が読めなくなったら無理をしない。
H乗っていて楽しいもの。グライダーを愛せるなら性能が仮に不足していても、
 人間が補ってやればいい。
L1に、楽しむこと。苦しくても勝てるけどそれはイヤ。大体、伊達や酔狂でやっ
     てるパラで楽しくもないのに長いタスクなんて飛んでいられない。
  2に、自分のことを良く知ること。自分はどこまでできて何ができないかがわ
     かっていなければ、安全にかかわる。
  3に、運がいいこと。全部が運で勝てるもんじゃないけど、全く運なしで勝つ
     のもちょっと無理。
Nここに書いてあることをうのみにしないで、自分自身のスタイルで勝ちあがっ
 てくるパイロットを歓迎します。ただし危ないのはペケ。
松永文也
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         46P
Eとにかく飛ぶこと、ひたすら飛ぶこと、但しテーマを持ってトレーニングすると
 いう意識を忘れずに。「ガンコオヤジシリーズ」を、繰り返し読んでください。
Fメンタルな部分が最も大きなファクターどと思う。苦しい戦いをくぐりぬける中
 で身に着くし、勝つ喜びを知ることで精神的にたくましくなっていく。勝負を最
 後に決めるのは、精神力です。
G世界選手権を狙っている者は、怪我をしてしまうと1年はおろか、2年分の
 競技が無駄になってしまうので慎重です。自分の安全なマージンを、テイクオ
 フ、フライト、ランディングのそれぞれでしっかり持っていなければならないし、
 そのマージンを広げていくためのトレーニングを常に心掛けているつもりです
 特にランディング、テイクオフのトレーニングは日常的にやっています。
J殆ど気にしていません。それが勝てない理由でしょう。誰よりも先にゴール
 する事を心掛けているので人より先に行きたくてしかたがありません。
K風向き、風の強さ、自機の最高滑空速度は?先のサーマルの状態、他機の
 状況、次のパイロンのセクターetc・・・いっぱい色々な事を考えています。
 距離がある時は時々目をつぶって休憩したりもしますし、水を飲んだり、
 ハーネスの調整をしたりもしています。
L闘志、決断力、勇気。全てのスポーツに於いて必要な事だはないでしょうか
 反対に、その1つでも欠けたら競技者として敗者になるしかないのでは。
Mオリンピック種目になること。本当のプロスポーツになること。それで尊敬さ
 れ、生活できること。自分の仲間、生徒から世界チャンピオンが生まれること
N私の出会った最も素晴らしいスポーツが、もっと多くの人に愛され、発展して
 いけばいいなと思っています。飛ぶことの素晴らしさ、感動を生涯忘れず、
 人々にも知って欲しいと思っています。
松原 彪
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         47P
競技というフィルターで自分が見える。そこには最高の教室が提供されている
C初めは勝って喜んだり、負けて悔しがったりすることが楽しかった。最近は
 勝ち負けよりも競技の質やフライトの善し悪しが重要だと思っている。
D特に何もしていないが、今でも今まで知らなかった事に気付いたりする。
 競技を通して自分の劣った部分や苦手なことに気付いたら、どうしたら良い
 のか必死に考える。失敗をしでかしたらどうしてそうなったのか、どうしたら避
 けられたのか等、いつまでも考える。その結果、向上していく。
E積極的な考えを持つ。多く飛びぶ。知らない領域にどんどん入って行く。
 その中でDの事を実践していく。
G全く危険の無い安全のレベルでのフライトで競技を云々するのは問題外。
 助かりようのない100%の危険に突っ込んで行くのも問題外。自分の知って
 いる自分の能力の中で、自分が対処できる危険と安全の境界線をしっかり
 知り、そのギリギリの線までは、常に積極的に攻める。期待できる結果の大
 きさによっては多少、境界線を踏み越えることもある。
峰岸正弘
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         47P
気負わずにのんびり飛ぼう。結果は必ずついてくる
Cただ無造作にフライトするのではなくタスクを確実にこなして行く時の駆け引
 きとタスクをコンプリートした時の充実感が一番おもしろい。これに成績がとも
 なうと最高。
Eどんなことでもよいので、それぞれのフライトに課題をつけること。例えばブッ
 飛びコンディションであっても小さな360度旋回を練習したり、ランディングア
 プローチをできるだけ長い直線飛行でランディングする等。あとは徹底的に
 グランドハンドリングを練習すること。大会に出てくるようなパイロットでもテイ
 クオフが異常にヘタな人がいる。グラハンは空中でのグライダーコントロール
 を一番手軽にできる練習だと思う。
F競技前には必ずテイクオフに立って、1〜5分間程のイメージトレーニングを
 しています。これをするかしないかでは、私自身の成績が全然違ってきます。
 ストレスは特にありません。
G第1は、危険な風ではフライトしないこと。また危険な空域に侵入しないこと
      です。絶対に主観的に風を判断しないことです。
 第2に、テイクオフとランディングでの怪我の確率が統計上高いので、グライ
      ダーコントロールに注意を払っています。やはり、ここでも安全のた
      め、グラハンを練習するのが一番!
Hとにかくフライト中にストレスを感じないグライダーであることが最優先基準
 です。性能ばかりを追いかけてフライト中にストレスを感じるようではいい選択
 とは言えないでしょう。望む性能は、第一に潰れに対する強さと回復性、
 第二にペネトレーションのよいグライダーです。
L1に、負けず嫌いであること。人にできて自分にできないことはないという感
     覚でいないと良い成績は残せない。
 2に、客観的に風等の判断ができること。風の判断ができないと、その場での
     最良滑空などを導き出すことができない。
 3に、グラハンを徹底的に練習すること。グライダーのコントロールが悪いと
     サーマルのセンタリング等はバラバラになったりサーマルを外しやすく
     なるため。
森山 拡
さん
日本の
コンペティター30人
に聞きました
         47P