パラワールドに載っていた名言集1994

パラワールド公認


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’94年の月間パラワールドの内容をジャンル別に総紹介!PARA WORLD 年末検索ページがページ下にあります

                       名言                     お名前  コーナー&ページ
1994年1月号 (vol 21)    
クロスカントリーレポートでの入澤氏の絶妙な言い回し
*水牛のように水分を補給している僕へ
*カナリアみたいな声で東田婦人が無線を通して伝えてきた
*白いアペックスと黒い顔で余裕の高度でクリア
*雲のスクリーンへ丸い虹をまとった内股のフライトスタイルをした僕が映って
 いる
*ふと傍らを見ると、あやしげな安良の谷の中で、玄幸さんのアペックスが直立
 不動の兵隊のように止まっている
*40mぐらいの丘をイルカのように風に合わせて高度をとり、距離を稼ぐ
*マリオネットのように地面で踊りながら、イバラの中へ消えて行った
*ピンポン玉のように跳ねるトラックの荷台で何度目かの水を補給し、平久保
 崎を後にした
入澤 幸夫
さん
特集
南海のパラダイス
石垣島    27P
技術的にはまだまだ。ヨーロッパの人間が10とすると、日本人はまだまだその
半分もいっていない気がするね。
追いつきたい・・・けど、なかなか国内で飛んでるだけじゃ無理な面があると思う
それに今、日本人がヨーロッパで勝つには、技術的なことだけやってちゃ勝てな
いなって思っているすね。
日本人っていうのは無頓着な面が多いけども、これからは感性っていうのが大
事になってくると思うし、自分はものすごくその感性を大事にしてるんでね。
仲亀 正幸
さん
新・人間
クローズアップ 36P
それからもう一つあるのは「心理」っていうもの。わりとオジサン連中が勝つとい
うのは、そのへんが安定しているからじゃないか・・・と。
その人達が決して特別技術がいいわけじゃないし、知識が優れているわけでも
ないし。感性だって若い人の方がよっぽど優れた人がいる。じゃ何が違うのか
って言うと、そういった心理の、心の持っていき方、マインドコントロール・・・

パラグライダーの世界では実践派のひとが多いもんね。理論で勝てる人って、
まだいないよね。

最初の頃っていうのはとにかく『浮けば勝つ、いいグライダーに乗れば勝つ』
あぅった。それから、次に出てきたのが『突っ込めば勝つ』・・・去年あたりまでは
ね。今年は、なんかね・・・『普通に飛べば勝つ』という時期になってきたと思うの
ね。だからこの先だよね、問題は。
あのね、松原さんが言ってたの「自分は休まないウサギになりたい」って。で、
僕が思ってたのは「足の速いカメになりたい」ってこと。だから今、そのどっちが
勝つか・・・だよね。

やる気っていうのは、ホントは当たり前のことなのよね。スポーツやって勝とうと
思うのに「やる気がない」なんて人間は、スポーツやる資格がないと思うしうし。

体はリラックスしているんだけど、神経はしごく集中して緊張している。それを途
中で抜いちゃうと、ぜんぜんできなくなっちゃう。

仲亀 正幸
さん
新・人間
クローズアップ 37P
結構日本人ってやっぱり頭がイイからね。それと勝負した場合にね、結構その
勝負の中で賢い面というのを本当は持っているんだよね。商売が上手いのと同
じでね、駆け引きがウマいとこあるでしょ。

サーマルを見つけるポイントとしてあるのはね、温度差というのがあるでしょ、
それから匂い、音。そういうものが全部ミックスされると、あたかも自然にサーマ
ルが自分で見えるような気がしてくる。

譜面に書かれた音楽みたいに流れるように飛んでるというのかな。音楽で言う
無理な音の高低差・・・音がいきなり1オクターブ上がっちゃうとか・・・がないと
いうのかな。

パラは上手くても勝てないね。上手くてもいい飛びができないし。でも、僕は上
手くはなりたいけどね。

仲亀 正幸
さん
新・人間
クローズアップ 38P
僕は普通の人間なんだけど環境が良すぎるから勝てるだけ。 仲亀 正幸
さん
新・人間
クローズアップ 39P
ご存知JHFの発行するパイロット証は、この10月についに大台の10000番を
突破した。大変な労力の末に手にしたパイロット証は、努力の結晶、勇気の印
なのであります。ところで、このパイロット証が14歳から取得できることを知る
人は以外と少ない。今回登場するのは、13人目のパイロット武藤英人くん。
小貝 哲夫
さん
10,000分の2
の夢、最年少パイ
ロット、ネパールの
空を飛ぶ    40P
今度は自分で働いたお金で、もう一度ネパールの空を飛んでみたいです。 武藤英人
くん
10,000分の2
の夢、最年少パイ
ロット、ネパールの
空を飛ぶ    41P
学校を休ませた親も立派だが、それを認めた学校は一枚も二枚も上と言える
だろう。今どきの教育方針としては、まったく逞しい限りだ
小貝 哲夫
さん
10,000分の2
の夢、最年少パイ
ロット、ネパールの
空を飛ぶ    41P
今、思い直すと初日の神風や2日目の雨は私が優勝するために起こった事の
ように思えてならない。全てが私のペースであった。私は常に無欲でこの流れ
に乗っていただけであった。途中からこの不思議な流れに気付き、外れないよ
うに気をつけた。
勝つためにはもちろん良いフライトをしなければならないが、これ以外に心掛け
ることは、大会の中で自分が勝てる流れを作り出す事である。思えば、勝てる
選手はそういうムードを作るのがうまいような気がする。そうすれば勝つチャン
スは向こうからやってくる。
ロビー
ウイットル
PG topia
ロビー・ウイットル
の大会奮戦記 72P
飛べなくてもケガはしないが、ケガをしたらしばらく飛べなくなる 紀田 光俊
さん
PG topia
        79P
面白い広告があったので、紹介します

『自作パラグライダー教室』自分の設計で作ったパラグライダーで飛んでみたい
と思いませんか!
パラグライダーの設計から製造までのノウハウをお教えします。
パラグライダーを自作する事によってパラグライダーの飛行理論をより理解し、
安全なフライト技術を身につけられます。また、ニユーモデルパラグライダーの
設計、目的、思想を分析理解できます。
期日 各7日間、 場所 山形県酒田市、 定員 各回6名、
講習費 480,000円

                                                     時代だ〜

          89P
1994年2月号 (vol 22)    
        隅から、隅まで読みましたが、名言はありませんでした    
1994年3月号 (vol 23)    
パスカル・フォールナーは「細くて強いラインを装備するに越したことはないが、
それよりもパイロット自身の抵抗を減らすことをもっと考えるべきだ」という
スクーリングを重視した考え方をしているし、シルバイン・ペレッティは、コンペテ
ィターの立場から「0.8mmラインを装備したストーム401は、確かに磁束Kmス
ピードアップした。だが、ほとんどのパイロットはグライダーのトップスピードでは
飛行しないのが現実だ」と語る。
HECTR
KELIAN
今、ラインを考える
ACT-2     22P
クージン・フレース社では自社の製品と合わせて、他社のラインもテストしている
その中には、わずか27Kgで破断したラインもあったという。同社によると、『ケ
ブラー』や『スペクトラ』として市場に出回っているラインの中には、本物の半分
の強度しかない物も存在するという。
HECTR
KELIAN
今、ラインを考える
ACT-2     22P
フォーニアは、パラグライダーのラインを自動車のタイヤに例えて次のように述
べている。「パイロットは常にラインの状態をチェックし、定期的に交換する習慣
を身に付けるべきだ。タイヤと違うところは、タイヤの減り具合は目に見えるが
ラインの疲労は見た目では判らないということだ」。
HECTR
KELIAN
今、ラインを考える
ACT-2     22P
比較調査によると、結び目を作るとナイロンで40%、スーパーアラムとポリエス
テルで50%、ケブラーで60%弱の強度が低下することがわかっている。ライン
を枝索につなげる際や、ライザーに取り付ける時には、緩い結び目でも作るべ
きではないだろう。
HECTR
KELIAN
今、ラインを考える
ACT-2     22P
我々メーカーの人間同士は非常に良い友達なんです。そして工場での秘密は
絶対に厳守します。
「お互いにコピーはしない」と信じ合っているから、今の関係が成り立っているい
るんです。ヨーロッパのグライダー・メーカーは大抵仲良しなんですが、ディーラ
ーはそうでもないんです。よく喧嘩したりしてますよ。
STVコメット
ステガー社長
STVコメット
ステガー社長
大いに語る!?
PART−1   38P
昔、パラグライダーがオーストリアに入ってきた頃、市場を独占しようとした男が
いたんです。非常に優秀な男で、パラ界にマフィアみたいな組織を作ろうとしま
した。最初は大きくなり始めたのですが、じきに皆が気づき始めて排斥され、今
ではあまり力はありません。
STVコメット
ステガー社長
STVコメット
ステガー社長
大いに語る!?
PART−1   38P
日本のマーケットについては、どう思いますか?
皆、あまりにも高性能機に乗りすぎです。一般ユーザーに対するメーカーのケア
がなさ過ぎます。マーケットは花と一緒で、水をやったり肥やしをやったりと手入
れをしながら育てなければならないのに、何もしないで摘み取ろうとしています。
STVコメット
ステガー社長
STVコメット
ステガー社長
大いに語る!?
PART−1   38P
最近よく言われるんですが、AFNORはメーカーのための基準で、DHVはユー
ザー、パイロットのための基準・・・つまりビジネスのためではないということです
STVコメット
ステガー社長
STVコメット
ステガー社長
大いに語る!?
PART−1   39P
ランディングの時に最後の最後までシートに深く座って起きない人が多い事。
これは信じられませんね。ラスト15mの高度では、必ず起き上がって足から降
りる準備をする。そうしなければどんなに危険であるか、もっと理解するべきです
STVコメット
ステガー社長
STVコメット
ステガー社長
大いに語る!?
PART−1   39P
パラグライダーというスカイスポーツは技術自体がすごく単純なので「心」という
部分が安全確保にも技術習得にも大きなウエイトを占めています。
目に見えない「風」というものを相手にしている我々は五感をフル活用させ、風
を読み取るトレーニングをしなければなりません。そして全フライヤーの安全の
ために、自分が今感じている自分自身の技術ランクをもう1ランク下げてくださ
い。端的に言うと、自分の技術を過信しないで下さい。背伸びしないで下さい。
見栄を張らないで下さい。そうすれば必ず安全が確保できるはずです。
森山 
さん 
よくわかる
テクニカル講座
連載11
初歩的な
マヌーバー   43P
パラグライダーにおいては第一に基本技術、第二に応用技術、第三に戦略技
術と大きく3つに分類されます。基本技術をマスターした後に始めて応用技術に
進むことができるのです。基本がおろそかなまま応用技術に進むと、待ち受け
ているのは「痛い目」です。決して痛い目のないように、確実に1つ1つステップ
アップしていきましょう。
森山 
さん 
よくわかる
テクニカル講座
連載11
初歩的な
マヌーバー   43P
事あるごとに色々お金を取られるが、JHFやPSA、JHTCは、もっとスカイスポー
ツの安全性に真剣に取り組んでほしい。
そんな折、JHFのライセンス制度が変わる。制度が変わることは良いのだが、
あまりにも申請料が大幅に高くなりすぎ、なぜそれほどのお金が必要なのか分
からない。
高橋和之
さん
ダンプさんの
パラパント日記12

        47P
P証の学科検定の時も思ったのですが、本に書いてある理論や公式の丸暗記
で対応すればよいという試験では、空を自分ではほとんど楽しまないような業界
人の欲求は満足させるでしょうが、あまり役に立たないのでは、というのが率直
な感想です。
山田智司
さん
PGtopia
助教員検定雑感
         61P
昔は「そんな危ないことをしているの」とか「どうしてそんな儲からない仕事してる
の」と、親や友人からよく言われたものでした。当時はパラの仕事は楽しいし、
お客さんが飛べるようになれば嬉しいし、ある程度充実感があったのでやって
これたのですが、前途『儲からない』という部分についてだけは満足してません
でした。
そんな私が、パラで儲かる方法として考えているアイデアを皆さんに披露したい
と思います。『スクール生を増やして儲けたいのならアッシー君を増やせ
辻 隆之
さん
PGtopia
インストラクター
リレーエッセイ12
         62P
今年の初夢は「富士山をバックにナスを食べながら鷹を押さえて飛ぶ」というの
を見たかった。
Mariちゃん
一年の計
全国PGクラブ
紹介C
KINTOun
         63P
第五期症状
サーマルヒットの揺れが恐怖から快感になる・・・マゾか?
サーマルを前にするとハイになり(これがないと潰され回復不能で沈するようだ)
が掻き立てられる。また飛行理論、フライト談義にうるさく、機体性能に興味が
強くなる。
第六期症状
いつまでコレをやるのだろうか。何をキッカケにやめようか。死んでもいいけど
後遺症の残る怪我は困る。最近伊吹で飛ばなくなったフライヤーの胸の内が
気になる。他人のフライトが気になり、危険行為に口を挟む。他エリアのレイア
ウトに興味、フライトより景色、管理の形態に興味。
須藤善雄の
闘病記録
全国PGクラブ
紹介C
KINTOun
         63P
1994年4月号 (vol 24)    
最近、事故が増えてきている原因はわかりきっているよ。平均的なパイロットの
技術レベルと、今時の機体に必要な技術レベルとの間に大きな開きがあるん
だ。これは中級機も含んでの話なんだよ。今の機体は腕が無くても操作が簡単
ですぐにサーマルソアリングが出来るもんだから、誤った自信を持ってしまうん
だろう。そんなパイロットはそのうちにBストールや翼端潰しを始めるんだ・・・
最高!って感じで。全てはうまくいってるように見えるだろうね。強烈なウインド
シアーや難儀なランディングアプローチを強いられるまでは。
慎重なパイロットになるに越したことはないんだよ。人が翼をものにするには、
とても長い時間が必要なんだ。それに乱流の中を安全に飛ぶコツなんて、
決して口で語れるようなものじゃない。それこそ長い慎重な修行期間を経て体
得できるんだ。
Pierre
Bouillux
長距離フライヤーの
孤独。CAP444
         10P
レベルA
「いきなり目の前に他のパラが現れて怖かった」という人。月イチ・フライヤーや
高高度慣れしてない人に多いのがコレだ。ドラエモンじゃないんだから、突然
キャノピーが空中に飛び出すワケはない。最大の要因は周りを見ていないこと
にある。
M.SUZUKI 危ないシリーズB
空中接触!
その時あなたは?
         57P
レベルB
「ソアリングしてたんだけど、危ないヤツが多くて飛んでいられない」フライトを重
ねてソアリングにちょっと自信が出てきたフライヤーが、よくこんなことを言う。
混雑の中で飛んでいた他の人からは、自分が「危ないヤツ」と言われている場
合が多い。
 よく近くにいるパラをじっと見つめながら飛んでいる人がいるが、いくら熱い視
線を送っても振り向いてくれないのは美人と同じ。
 滑空機が車やバイクを運転するのと大きく違うのは、着地するまで止まれない
こと。渋滞してきても常に動いていなければならないパラは、周りの動きに合わ
せないとツライ。
M.SUZUKI 危ないシリーズB
空中接触!
その時あなたは?
         57P
こんなヤツは嫌われる
他機が近付くと怒り声でどなり、急旋回などで威嚇する。リフト帯の端ではにじり
寄ってきて、外へはじき出すヤツ。他人と一緒に飛ぶのがイヤなら一人で飛ん
でほしいものだ。
M.SUZUKI 危ないシリーズB
空中接触!
その時あなたは?
         57P
レベルC
「せっかくソアリングしてたいたのに、ヘタなヤツが来て邪魔されちゃったよ」・・・
なんてことをある程度ベテランのフライヤーがよく口にする。
言い分としては正論であることが多い。エアルールや空の常識に基づく判断は
飛び慣れているフライヤーの方が的確だろう。しかし一緒に飛んでいる人すべ
てが自分と同じ技術や「常識」を持っているわけじゃない。相手を見ていて動き
がわかったら、次の動きを予測しなければならない。相手のウデを見極め、
これからどういう動きをするかを考える。フライトに余裕があったら、相手が動
きやすいように、ターンしたいであろう方向を開けてやるぐらいの気持ちが欲しい
M.SUZUKI 危ないシリーズB
空中接触!
その時あなたは?
         58P
サーマルを同高度にいる他機と使う場合
お互いに『半周後の未来』を追いかけ合うセンタリングをしたい。「サーマルは
先に旋回している方が優先」というのは、「先にいる人のサーマルだから取っち
ゃダメだよ」という意味ではなくて、お互いが幸せになる(上昇する)ためのルー
ルなのだ。
サーマルが合流する場合
「せっかく良いペースで上がっているのを壊したくない」と思うより、「二つ分のサ
ーマルでもっと上がるぜ」ぐらいの気分で有効利用しよう。
こんなヤツには要注意!?
「危ないやつの下には入るな」。上昇帯でブレークコードを両方ガッチリ引き、
超低速で垂直上昇しているヤツは、ソアリングの邪魔になるだけでなく、フラッ
トスピンや失速に入りやすいので要注意。また、乗りこなせないコンペ機に乗
っているヤツも危ない。一緒に飛んで見分けるには、スムーズな動きをしてい
るかどうかだ。特にサーマルコンディションでピッチ方向の動きの修正が遅れる
人は怖い。荒れめの状況で、そういったパラの下に入るのは考えモノだ。
M.SUZUKI 危ないシリーズB
空中接触!
その時あなたは?
         59P
今思うとその頃の人は大変であった。グライダーが悪かったせいもあるが、
なかなか浮かずによく転んでいた。帰る頃には服は泥々、手足に擦り傷という
人が結構いた。当時、体験だけで終わった人の中には、悪い印象だけを残し
てパラグライダー本来の魅力を知らないままという人も多いのではないかと思う
しかし現在は機体性能も向上し、汚れて帰る人も少なくなった。
 今やっている方は上達が早い気がする。でもその反面、事故が増えている。
機体に腕がついていかないこともあるが、昨年みたいに雨が多いと、フライヤ
ー自身の欲求不満が積もり、一般的には良くない条件でも無理にフライトして
怪我をする、というケースも多かったように思えた。
大林勝幸
さん
PGtopia
インストラクター
リレーエッセイ13
         78P
技能証は最低限の必要技能と最低限の安全知識のある人に出すべきものだ
と考えます。例えて言うと二輪免許の限定解除のように民間人に白バイの
技能を求める必要はないということです。
広島県
匿名希望
さん
PG topia
FROM READERS
         79P
1994年5月号 (vol 25)    
一般の人は『ライセンス』という表現を使っているけれども、これはライセンス
ではないんです。どれだけの技能ありますよという事しか証明していないわけで
ライセンスではないんです。ライセンスは免許ですからね。
パラグライダーで空を飛ぶことに関しては、人間が表を歩くのと同じで誰も何の
制約も受けないわけです。法律で決まっているのは「何人も運輸大臣の許可な
く航空機で飛んではならない」という事で、資格を取った人に免許を与えるわけ
ですよ。前程は「NO」でしょ。NOという法律の強制力があって、特定の人に与え
るから免許なわけです。我々のは意味が違うんです。
それが技能証で、パイロット証もよく誤解されるんだけど、これは最低限の要求
ですからね、国際的にも「自分で飛ぶだけの最低の知識と技能を持っています
よ」という言を証明するだけなんですよ。だからパイロット証を取ったからと言っ
て、決して上手なわけではないんです。最低限度なんですよ。そのへんを間違
わないようにしてもらわないと困るわけです。特に日本の場合はパイロット証を
もらえばすべてがわかったみたいに思われがちですが、そうじゃないんです。
渡辺敏久
前略JHF,PSA殿
「組織の話を聞か
せて下さい!」
         20P
「JHFはスポーツ団体ですから、これを事業として経営するという考えは、組織
には馴染みません。だからあなた方が自主的におやりなさい」と言うこと。
だからそれ以降はそちら(PSA)にお任せしたわけですよ。
渡辺敏久
前略JHF,PSA殿
「組織の話を聞か
せて下さい!」
         20P
最初のうちは好きな人達が集まって奉仕でやっているけども、だんだん数が増
えてくると、当然、面倒見切れないですよ。そうすると結局、国民を対象とした
スポーツ活動ならば、当然税金を使うべきだという発想が出てくるわけですよ。
ハングでもパラでも数が増えてきた場合には、当然そうしないと困るでしょうと。
大体パラグライダーの場合は、1年間で2300人ぐらいコンスタントにパイロッ
トが出てくる。今後それがどうなるかはわからないけども、統計的にはどんどん
増えているわけですよ。その人達をどこで受け入れるかと。こりゃほっとくと公
害になりますよね、ところ構わず飛べば。それに法律的には何ら制限はないわ
けだから。
渡辺敏久
前略JHF,PSA殿
「組織の話を聞か
せて下さい!」
         22P
PSAはパイロットを作るためだけの教育機関ではないんですよ、
飛びたい人を楽しませてあげるのがスクールであって、本来のパラグライダー
・スクールという意味を考えた場合には、スキー・スクールのように遊びに来た
人を楽しませてあげるための練習をさせてあげる、楽しく空を飛ぶためにはこ
うするんだよというのを教えてあげるところだと思っているわけです。

「パイロットになって卒業した人達は、JHFが働きかけ行政が同意したエリアを
飛び回れますよ」というシステムが出来上がれば、スクールは遊びの場所とし
てまだ技能証を持てない人達を遊ばせる場所、また技能証を望む人達を教育
する場・・・というふうに考えていけば、それは非常に良いシステムになるんじゃ
ないかと考えているわけです。

小宮国男
前略JHF,PSA殿
「組織の話を聞か
せて下さい!」
         23P
本当に飛びたい人はちゃんと教育訓練を受けて飛んで下さいと。ただ単純に
地面を離れてみたいと思う人は、そういったレジャーランド的なところで楽しめ
ばいいんじゃないかと、そういうふうに僕らは思っているわけです。

自分の技術の向上に満足を求めている人達、こういう人達を主として扱ってい
るのがJHFですが、その他にも恐らくちょっとやってみたいという人達は無限に
いるわけですよ。
ですから僕らが言いたいのは、本当に飛びたい人だけが飛んで下さい、
その代わり責任は個人で持って下さいという言ですよ。

渡辺敏久
前略JHF,PSA殿
「組織の話を聞か
せて下さい!」
         23P
「技能証はあくまでも技能を証明するもの」という言ですが、今後は何らかの抑制力、
つまり強制力を持つものになり得ることはあるんでしょうか。またJHFが強制力を持つ機関に
なり得る言はないのでしょうか?

ないですよ。だって法律も規則もないんだから。例えばパイロット証を取らなくて
も、飛んだって構わないわけですよ、飛びたきゃ。ただそこで何か問題が起こっ
た場合には、当然、本人は不利になるでしょうね。裁判でも起こった時にはね。
だからこそ、そのための教育が必要なんですよね、「何の技能証も持たずに飛ぶと危険なんだよ」
という・・・。
渡辺敏久
前略JHF,PSA殿
「組織の話を聞か
せて下さい!」
         23P
技能証を持っているから事故はない、持っていないから事故が起こるというわ
けではないですが、何かあった場合に、社会のシステムから言えば、自分が
制裁を受ける事になりますからね。我々はそういう言も考えているわけです。
今のところ、しょっちゅう飛んでいる人は、登録手続きはちゃんとやっているよう
ですがね。
渡辺敏久
前略JHF,PSA殿
「組織の話を聞か
せて下さい!」
         24P
事故の増加などという言を考えた時に、教員の質の問題だとかよく言われるわ
けですよ。やはり「スクーリングシステムというものを、統一したものにしていか
なきゃいけない」。
将来的にJHFから委嘱されて教員の安全講習会などをやるということになれば
いいですね。そうすれば全国的に統一されて教員の質というのも上がっていく
だろうし、一定なレベルに達していって、事故も未然に防ぐ事ができるだろうと。
だけど先ほど理事長が言われたように、あくまで飛ぶのは勝手だからね。
勝手に飛んだ人に事故を起こされても、これは誰も責任を負う事ができないわ
けですよ。
勝手に飛ぶ人がたくさん出てきて事故も多発するとなると、JHFだのPSAだの
言う以前に、行政に「やめろ」と言われちゃったらもう終わりですからね。
ですから、そういうふうにならないための組織作りというのを今やっているわけ
です。
だから技能証がライセンスに変わる事なく、逆にシステムあるいは組織をしっかりする事で、
社会に対する抑制力を作っていくというわけですね。
小宮国男
前略JHF,PSA殿
「組織の話を聞か
せて下さい!」
         24P
「本人が死ぬ事は自分の問題だ」と割り切っちゃってるわけです。ですから
『自分の責任で自分の安全を守るのは個人の問題であって、国民の税金を使
って管理する問題ではない』という事なんです。ただし多数の第三者に与える
迷惑や損害については行政が関与するという、こういう考え方ですから。
「安全は誰が守るのか、それは自分なんですよ」という事。安全はあなた自身が
守るのであって、他人が守るもんじゃないんですよって事です。
JHFが言う事はそれしかないし、だから安全に飛ぶんだったら自分でちゃんと
勉強して下さいと。それから優れた飛行をしたいなら自分で勉強するしかない
し、あとは他人に迷惑をかけないようにしてくれって事しかない。
渡辺敏久
前略JHF,PSA殿
「組織の話を聞か
せて下さい!」
         24P
各県連盟から「料金が高すぎるのではないか」という意見が確実に出てくると思われますが、
そのへんについてはどうですか?

高すぎたら、下げたらいいんですよ。下げて事業をやらなきゃいいわけだから。
単純なんですよ。誰も得する人がいなければね。しかし、高いか安いかの議論
ではなく、JHFの運営にどのくらい予算が必要で、そのためにどのくらい値上げ
が必要か考えていただきたい。補助金は増やせ、でも値上げはまかりならんで
は行きづまってしまいます。
とにかく「こんなに値段を上げてけしからん!」というのでもね、皆さんが関心を
持ってくれるというのは有り難い事ですよ。皆さんが注目して見てくれるわけで
すからね。
渡辺敏久
前略JHF,PSA殿
「組織の話を聞か
せて下さい!」
         25P
「僕にとってパラグライダーは、まだスポーツではなくて、自然の中で何かを再
発見する手段の一つだと思っているよ。パラでフライトするっていうのは、単に
ライズアップやフライト操作をするということではない。飛びながら、鳥を見たり
雲を見たり、そうして自然と戯れることに意義があるんだ。
エリック
ピルー
空を飛ぶロマンは
みんな同じだ!
ハンディーなんか
には負けない 37P
ご存知のように、グライダーの性能向上は素晴らしいものがあります。実際に
今の初級機を3年前に持って行ったら、スーパーグライダーですよ。でも今重
要なのは、性能ではなく安全性なのです。我々はもっと個々のグライダーの
持っている安全性と危険性をアピールする必要があるのです。
確かにコンペ機を「安全でよく飛ぶ」と言って数多く売るのは簡単かもしれませ
ん。しかし、多くの人が死んだりケガをすれば、ユーザーではなくなっってしまう
のです。

もしスカイスポーツから安全を無くしたら、人々は他のスポーツへ走ってしまう
でしょう。

他メーカーを潰して自社のシェアを拡大するのでは無く、健全なマーケットを育
てていくことが大切なのです。

大切なのは、製品のクオリティーを維持する事です。トヨタの車が高品質なの
はきちんとしたメンテナンスを12ヶ月ごとに施しているからで、乗りっぱなしの
状態では、決して品質は維持できないのです。

STVコメット
ステガー社長
STVコメット
ステガー社長
大いに語る!?
PART−2   40P
レースの世界ではクラス分けは当たり前なのです。
パラグライダーぐらいでしょう、プロトとプロダクションが一緒なのは。
このままでは、一般のパイロットがコンペに興味が無くなってしまうでしょう。
STVコメット
ステガー社長
STVコメット
ステガー社長
大いに語る!?
PART−2   41P
神の倉のみんなは知っている。彼があえて粘らないのは、男とタンデムする時
だけであることを。
TACさん
神の倉
NEWS・Vol17
PG topia
これがヘディガー
小脇だ!    79P
PGはディズニーランドよりもずっとメルヘンチックな遊び場を提供してくれます。
自然の中で遊ばせてもらうことにフライヤーは感謝しなければならない。
フライヤー皆で自然の神様にお賽銭をあげよう。そして魔法の翼をつけて大空
の、大自然の中へ!
和田真治
さん
PG topia
インストラクター
リレーエッセイ・・・
14        79P
1994年6月号 (vol 26)    
「でのあそこのテイクオフ、後から考えると結構ヤバかったよね」と
述懐する時任。正直なところ、何のケガも事故も起きなかったのが不思議なく
らい、危険な場所だった。サーマルブローも強烈で、コントロールを間違えば
即たたかれてしまう。そんなコンディションの中、全てがうまくいったのはやはり
時任三郎その人の運の強さなのだろうか?
時任三郎
あの時任三郎氏
企画・演出による
オリジナル・PG
イメージビデオ
ニユージーランドで
撮影完了!  13P
コンペとかによってパラが引っ張られている傾向があって、パラワールドも
コンペ情報やテクニック、理論等が多いように思うんです。確かに必要なことな
んですが、皆経験が少ないうちからそういったことに走り過ぎている感じがしま
す。良いことなんですが、それよりももっと自由に安全に伸び伸びと、まず飛ぶ
環境とか、飛ぶような教え方をした上で、充分な経験を積んでそれに連れて知
識や道具が変わっていけば良いのですけれど、狭い範囲や浅い経験で無理
矢理大会を行ったりしているようなんです。
大会に出なくてもパラは楽しめるわけですから、出ない人たちが楽しめる雰囲
気作りをしていくべきだと思うんです。僕はそれが一番大事ではないかと感じて
います。トライヤルのプロライダーとしてやってきた中で、逆に感じていることです
加藤文博
さん
新・人間
クローズアップ 37P
この前も1600m程上がった時、赤トンボが1匹翼端の端の方に一緒に飛んで
いるんです。パラのスピードとトンボが同じ位だから一緒にセンタリングしている
ように感じたんでしょう。これがハングやグライダーだとスピードが速いから見る
ことが難しくなるんだと思います。
こういった自然の対流現象の面白さや、その中をパラグライダーという柔軟な
翼で何の制約もなく飛べる魅力があるのに、『大会に出て飛ぶことがパラをや
ってることだ』という風潮が少しあるようですね。全部が全部そうだというわけで
はないですけど。また、そうなってしまうと、ある特殊な人達だけのスポーツに
なってしまい、まずいんじゃないかと思います。
加藤文博
さん
新・人間
クローズアップ 
      37P、38P
競技のプロフェッショナルの目から見て日本の大会、特にトップレベルの大会についてはどんな
印象がありますか。

大半の人が大会は和やかな雰囲気ですよと言うんですが、それはやはり遊び
だと思うんです。コンペとか勝負事というのは集中してそれなりにトレーニング
を積んだ人たちが出て、勝負を争うべきだと思うんです。それが誰でもが出ら
れる大会なら運動会でいいと思うんですけど、コンペとしてのレベルで行うの
であれば、そこには厳しさがあるべきです。
本当に厳しい中で、それなりの飛びとか理解した人によって争われなければ、
大会のレベルというのは上がらないと思います。今出ている人を全員満足させ
ようとしてやっているから問題が起きてくるんだと思います。
日本人のトップフライヤーが飛んでる時にどれだけ気迫があるか。たぶん少な
いと思いますよ。
ポイントシステムとかの大きな大会というのは、難しさがないとダメですね。
そうでなければスポーツとしての魅力がないですよ。他のスポーツのトップレベ
ルがパラの大会を見た時に素晴らしいなとか、魅力を感じなかったらスポーツ
ではないですからね。
風を見る力とかがどこまであるかですよ。ゴルフのプロが見てもスゴイなと思う
ことがトップの人には必要じゃないかと思うんですよね。
加藤文博
さん
新・人間
クローズアップ 38P
人を感動させるテクニックが必要ですか。
そう思います。ただ全員が持つ必要があるわけでもありませんし、また持つこと
も無理ですけどね。今はクラス分けがされていなくて、あっても明確ではないで
すから、上下の差が大きくなりすぎていて、下の人にも満足してもらおうとする
から非常に難しいんだと思います。
トライアルの場合はきちんとクラス分けされているんですか。
4つに分かれていて、一番上のクラスになるのに最低4年はかかるんです。
パラのようにぱっと出て大会に出れるわけではないんです。
僕はパラグライダーは大会に出ることより空を飛ぶ楽しさの方が大切だと思っ
ていますしね。
スクール生には何を一番に教えていますか。
無風の時に飛ぶ。潰れることないですし、オーバーコントロールしなければ危な
いことはまず無いわけなんです。飛んで降りるだけなんですが、風や地形の影
響も受けないからどこへでも入っていけるし、気持ちいいだけなんです。
加藤文博
さん
新・人間
クローズアップ 38P
僕はいつもブッ飛びをよくやるんです。手放しで飛んで景色を見たり、
体重移動してこのぐらい曲るのかとやるわけです。ランディングして「今日は
気持ちヨカッター」と言うと皆んな不思議な顔してますけど、本当に気持いいん
ですから、こっちが不思議に思ってしまいます。ブッ飛びでも、空気のスベスベ
している時や、ザラザラしている時、何か引っ掛かりがあるなというようにいろ
んな空気があります。そんな空気の違いを感じて飛ぶのも楽しいですよね。
加藤さんはとにかく飛び続けるほうですか。
いえ、そんな事はないです。飛んでいて、グライダーや風の状態がおかしくて怖
いとか、やだと思ったら即降ります。翼端を折って我先に降りますね。風がダメ
だとか自分のコンディションに合わないなと思ったらすぐに降りて、なんでダメ
だったのだろと考えます。
加藤文博
さん
新・人間
クローズアップ 39P
去る3月6日に安全祈願際・オープニングセレモニーが行われ、
榛名山ナンレイ・スカイスポーツエリアがオープンしました。
標高差は320m、風向きは南・南西・南東。山頂の榛名湖を眼科に1時間の
ソアリングが楽しめます。
                            これって名言?
橋爪 悟
さん
PG topia
全国フライト情報局
榛名山ナンレイ
スカイスポーツ
エリアOPEN! 74P
連盟のドン高見氏。私は氏の言葉である、『てめーら、空はキャリアだよ!』
という響きがとても好きだ。

テイクオフのタイミングはL/Dを1あげ、フライトセンスでさらにL/Dは1あがります

Xaviee
SONEさん
神の倉
NEWS・Voi8
PG topia
FROM READERS
         77P
職業としてパラグライダーに携わることは、趣味としての・・・ある意味ではちょっ
と無責任な楽しみが少なくなった寂しさを感じることもあります。
しかしそれ以上に、楽しさや喜びをスクール生を通して味わえる、という特権に
私は喜びや満足感を感じています。
ただその特権は努力し続けなければ維持できないということも、日々ひしひしと
感じています。受け売りの指導や自身のない指導でさえ、時として生徒の命を
保証する立場に立ってしまうのですから。
JMB白馬
船田恵一
校長
PG topia
インストラクター
リレーエッセイ・・・
15        78P
1994年7月号 (vol 27)    
空においては、ベテランパイロットもサンデーフライヤーも、すべて同じ条件で、
アクシデント対応のテクニックの習得は、必至と思われます。もとろん穏やかな
空域を飛ぶのも、空を飛ぶことに変わりはなく、ランディングし、再び楽しいフラ
イトを続けるために、知識として、テクニカルなフライトをしなければならないと
思います。
ジャパーナ
営業部
入澤幸夫
さん
PG topia
CX−DISCUS
公開マヌーバの
お知らせ    62P
パラの世界は特に読者として記事を書くことが難しい世界である。特に日本は
エリア至上主義であり、エリアに対しての苦情は匿名でしか書けないのが現状
である。

読者に影響の大きい大きい記事はもう少し慎重に対処すべきである。
ライセンスの問題とライン切れの問題で、一体どれだけの読者が混乱と動揺に
陥ったかを考えて欲しい。現在パラ関係の雑誌は、私の知る限り日本では一
誌で独占状態である。このことはマスコミとしてこの世界に非常に大きな影響
力があることを意味する。このように一誌だけのメディアでは、載ったことは全
て本当と思わざるを得なくなる。

記事がなくなったらさぁ外国だというのではなく、もっと日本国内の読者を掘り
起こすべきである。私はもっと他のエリアの人のことを知りたいのである。
日本の読者中心のパラワールドなのであるから。

橋本勇二
さん
PG topia
FROM READERS
         73P
1994年8月号 (vol 28)    
烏山上空では皆先にいってしまっていた。もっと自分のフライトに自信を持たな
ければ。本来クロカンは一人のはずである。40Kmの彼方でごちゃごちゃパラ
やらハングが密集して飛んでいるなんて、どう考えても変である。
これからは私の信条にしよう。『クロカンは、一人で楽しむもので、競争ではな
い』と。
中野信行
さん
4月16日
ついに国内で
100Km制覇!
クロスカントリー
110Km奮戦記
          9P
「ずいぶん飛んだなぁ!」散りかけた桜がきれいだった。
花びらはキャノピーの中に一緒に畳んだ。
ちなみに同じ日にグランボレでは標高4000m付近まで、なんと3000mゲインの記録が出ている
田村奈津子
さん
女子XC新記録を
達成したのは
ごく普通の
女子大生    10P
長時間滞空するには、機体ではなく、ハーネスの重要性がクローズアップされ
てきています。シッティング・ポジションにもよるのでしょうが、すっかり疲れ果て
て降りて来た人と、そうでない人とでは、ハーネスに違いがあるように感じます
松浦孝夫
5月8日
11時間14分
滞空時間新記録
沖縄で樹立   11P
日本に帰ってきて、3月6日に朝霧のトンボ・エリアで飛んだのだが、
天子や毛無の方へみんな行ったり来たりしていたが、サーマルがあることがわ
かっているところは飛んでも面白くないような気がしてしまった。変な癖が付い
て、すぐ降りてしまうフライトが続きそう!?・・・である。
松原 彪
さん
PWCブラジル
参戦記PART-2
競技外編
この頃、パラシュートが山から飛び出せるかなんて話をしていたけど、
僕は最初からそれは可能だと思ったよ。だって、航空力学によって設計されて
いるものはすべて、飛べることはわかってたんだからね。

とにかく、最近は極端な材料を使った機体が多すぎるよね。僕はこの傾向に関
しては賛成じゃないね。だから結果として強度も低下するし、紫外線なんかに
対しても弱くなっちゃってるんだ。そのくせ値段ばっかり高くなっている。これは、
どこか行くべき方向が狂ってるって気が僕はするよ

ジェラール
カンタン氏
のりぴーの海外
ミミヨリ情報
修理一筋27年
パラ職人の素顔
          43P
インストラクターに無知な奴が多いから、製品を売りたいがためにいい加減な
商売をしてるんだ。セットの仕方も滅茶苦茶だったりする。

あとは自分のレベルに合った機体をちゃんと選んでほしいっていうこと。
僕の覚えているケースでは、扱うこともできない機体を買って、立ち上げをした
ら風に飛ばされて、飛びもしないうちに藪の中で機体を破っちゃった奴なんかも
いたからね。

ジェラール
カンタン氏
のりぴーの海外
ミミヨリ情報
修理一筋27年
パラ職人の素顔
          44P
最近話題のマーフィーの法則をパラ編にしてみました
お天気
・冠婚葬祭で飛べない日はかならずいい天気になる
・昼食を食べているとかならず風が強くなる
・待っていれば風が良くなる、と思うときほどますます風が強くなる
・強風の時ほどよそのエリアで飛べるのではないかと考える。
・天気図を見て今日はダメだと思って帰ると飛べている。
・悪い天気予報ほど信じたくなる
初心者
・イントラにあそこはキケンだから行くなと言われたときに限ってなぜか行ってし
 まう
・女の子が簡単に出て行くのでくやしいと思ってあせればあせるほどスタ沈する
パラ
・最新パラを買った途端に、危険なグライダーとレッテルを貼られてしまう。
アクシデント
・女の子にいい格好をしようと思ってスタートすると必ずスタ沈する
・カッコ良くターゲットを決めようとするとツリーランになる
・今日最後の一本と思って飛ぶとツリーランする
・サーマル内で相手が危険だと思うと寄って来る
橋本勇二
さん
PG topia
FROM READERS
         93P
1994年9月号 (vol 30)    
パラグライダーの性能の進歩と、技術の進歩はめざましく、昨日正しいとされて
いた事が今日はもうすでに古いものとされる事もあります。

言うまでもなく、テイクオフ技術はパラグライダーの基礎であり、テイクオフ無くし
て何も始まらないのです。『テイクオフの上手な人にフライトの下手な人はいな
い』とまで言われてもいます。ある日本の有名なコンペティターが、「競技が空中
から始まって、空で終わればいいのに!」と言ったのを聞いた事があります。

松原 彪
さん
ガンコオヤジの
こんなことも
わからないのか!
パラグライダー
スクール裏口入門
第一回テイクオフ
          46P
元来、人間は飛ぶようにはできていないし、グライダーが発明されてからの
歴史は浅い。従って、先人達の成功の秘訣を学んで上達の効率を高め、失敗
の原因を知って事故を未然に防ぐことが大変重要なことだと思う。三軸のコント
ロールが必要な航空機の中にあって、パラグライダーは基本的に一系統のみ
で操縦を行うという得意な存在であり、まだ航空力学的に解明されていないとこ
ろがあるそうだ。ある操作をした後に何が起こるかがわからなくて、一人のパイ
トットが試してみるなんてことは無意味だし、第一、体がいくつあっても足りない。

自然の中でパラグライダーが安全に飛べる条件は限られているということだ。
機体性能や技術でカバーできる範囲なんてたかが知れてる。
これからも謙虚さを忘れず、仲間共々最後までハッピーにしたいものだ。
登山家の中には山で死んだら本望だなんてことを言う人がいるそうだが、私は
そうは思わない。いくら情熱を注ぎ込んだものであっても、所詮それは「生きて
いく上での楽しみ」なのだから。

ウインズ
上村茂人
さん
PG topia
インストラクター
リレーエッセイ・・・
18        98P
サーマルで上昇する時、風からエネルギーが体に入り込んでくるように感じる
のは私だけでしょうか。

さん
編集後記   108P
1994年10月号 (vol 31)    
当時のPG業界では、ラインよりキャノピーの生地に関することが盛んに議論さ
れていたからだ。ラインに関しては、「こんなにあるんだから、一本ぐらい切れ
たって関係ない」という程度の認識だった。それに、その時点では、ラインが
一気に全部切れるなんてこともなかった。キャノピーがまだ柔軟性に富んでいて
ショックを十分吸収してくれたわけである。
ラインが切れることは当たり前。でも一本ぐらい切れても大丈夫。だからライン
についてナーバスになる必要はない・・・そういった論法で、PG業界は去年まで
動いてきた。
誰もかたらなかった
ライン問題の終結
         14P
我々パイロットが成すべきことは、航空力学、気象、地形そしてパラグライダー
の材質や構造などの正しい知識を養いながら、謙虚な気持ちでフライトに立ち
向かい、パラグライダーの運用限界を知り、楽しくフライトできるように心がける
ことだ。たとえあなたが難しいことは苦手だとしても、正しい知識を得ようとする
心構えと、安全に対する確かな認識があれば、それがもう立派なパイロットの
証なのだ。
誰もかたらなかった
ライン問題の終結
         23P
強調しておきたいのは、このテストは『安全性』に対するものであって、その
機体の持つ『性能』に対するテストではないということです。そこのところを、
ぜひ間違えないでもらいたいですね。

パフォーマンスやコンペティションはある程度慣れてきたエキスパート向けの
グライダーということですから、例えばスピンに入ってしまうような機体でもいい
んです。パイロットの責任において飛ぶわけですから、スピンに入れて360度
回してから回復するかどうかなんてナンセンスですよ。というのは、コンペティ
ターと称する人は、普通、スピンに入れても360度もそのままにするなんてこと
はないですから、このテストは意味がないわけです。

エニュー
ディテュー
ACPUL会長
エニュー氏に聞く
欧州安全規格事情
         39P
コンペティターを例にとれば、確実なランディング技術とスポット・ランディングの
自信が、大会での思い切ったフライトにつながることが多いものです。
ランディング技術に不安を感じている以上、もう一つ思い切ったフライトができ
ず、わずかの差で敗者になる事も往々にしてあるのです。
松原 彪
さん
ガンコオヤジの
こんなことも
わからないのか!
パラグライダー
スクール裏口入門
第2回ランディング
          45P
ここまで怪我もなくやって来られたのは、私がこのスポーツを本当に大好きだっ
た事、そして、適当に臆病だった事だと思います。
私がスクーリングで一貫している考えは、『テイクオフとランディング』これに尽き
ると思います。私は練習生に、「フライトを重ね、ランディングが完璧にできた時
に、あなたは立派なパイロットです」とよく言います。その時には、ソアリングは
既にマスターしていることでしょう。
これからも適当に臆病に、そして適当に大胆に、フライヤーの財産であるエリア
を守りながらフライトして行きたいと思っています。
香川スカイス
ポーツクラブ
島本健一
さん
PG topia
インストラクター
リレーエッセイ・・・
19        66P
1994年11月号 (vol 32)    
最近のグライダーの大きな特徴っていうのは、安定性や安全性の面ですごく
充実してきた。ということでしょう。一昔前のハイパフォーマンスって言われた
グライダーと同じぐらいの滑空性能で、初級機並にライズアップしやすいとか、
ストールやスピンなんかのネガティブな状態からの回復性っていうのが本当に
良くなっていますよね。実際、2〜3年前は回復操作なんかが結構大変で、
「運動神経の鈍い人にはひよっとしたら無理なんじゃないか?」なんて思ったり
したけど、今はグライダーの進化によって、そういう心配が少なくなりましたよね
だから、最近はますます「パラグライダーは誰にでもできるスポーツになってき
たんだな」っていうのを感じますね。
縣 俊介
現代・飛び道具
考察録
PART1
GLIDER     32P
開発云々・・・ということももちろんあると思うけど、僕はハーネスにクロスベルト
が付いたというのが大きなポイントだと思うんですよ。

『安定性』ということに対する研究がものすごくできてますよね。特にラインの
バランス。昔のラインだと、触ってみるとAが堅くてBが少し堅くてCが緩いって
いうような、どのラインを触ってみても一定のテンションじゃなかったけど、今は
もう、どのグライダーも非常に良いバランスになってきていると思いますね。

中台 章
校長
現代・飛び道具
考察録
PART1
GLIDER     32P
最近、「DHVやACPULの基準が逆にマイナスになっている部分があるんじゃな
いか」というのを耳にするんですが、僕個人としても「個性的なグライダーが少な
くなってきているんじゃないか」と感じているんですよ。ミニマム沈下でセッティン
グしてあるのが多すぎる。
西ヶ谷一志
さん
現代・飛び道具
考察録
PART1
GLIDER     33P
一つの手法として「迎角を上げなければACPUL12Aをなかなかクリアできない」
というのがあったんでしょうね。
グライダーのスピードと安定性・安全性の両方を求めるのは、今の段階では矛
盾する要求で、速いグライダーはどうしてもタービュランスに大きく反応を起こし
ちゃうから、迎角を高くしてグライダーのトリムスピードを遅くしてマイルドにする
っていう手法になっちゃう。

アプコの社長はスピードのことをよく言いますね。「今のパラグライダーはぶら下
がって浮かんでいるだけで、まだまだスピードは上がる」って。
広いスピードレンジを持つということが、根本的な意味での安全に効いてくる」
って思ってるところがあるみたいですね。
個性的なグライダーということでは、これはもうある程度仕方ないというか、
やっぱり80点主義にならざるを得ない・・・。
人に勧められるグライダーっていうのは、やっぱり80点っていうか・・・誰もが
そこそこ満足してくれる安全性もいいグライダーにならざるを得なくなるんでしょ
うね。

縣 俊介
現代・飛び道具
考察録
PART1
GLIDER  33、34P
中台
DHVに通っていると、逆に言うと安全性に関してはSHVよりいいかもしれないけ
ど、味付けといった部分では、全く評価していないからね。

今のグライダーは、フルグライドで最良沈下という感じですよね。
西ヶ谷
そういうグライダーが多くなってきて、実におもしろくないな・・・という感じがする
んです。だからDHVとかを通しながらみ、そういうグライダーの開発を目指して
ほしいな・・・なんて個人的には思っちゃたりしているんですよね。
中台
ラリー・チュードが文句言ってるんですよ、「翼が正常じゃない状態で真っ直ぐ飛
ぶグライダーを正常なグライダーと言うのは間違っている」って。つまり形状が
変わっているんだから、通常飛行するわけがないだろうということなんだよね。
「非対称で潰した時に、ある程度以上はそんなに曲らないというグライダーは
おかしい」って言うんだよね。あくまでこれは彼の意見だけど・・・。
でも、現実問題としては、講習中に僕らが教えていて、半分潰れていても真っ直
ぐ飛んでくれればいいグライダーだし、製品として外に出す時でも、それは安全
なグライダーだという評価になるんだろうからね。
中台 章
校長

縣 俊介

西ヶ谷一志
さん

現代・飛び道具
考察録
PART1
GLIDER     34P
今のグライダーのほとんどは、最大翼厚を前に持ってきている。でも、それは
DHVやSHV対策でやっているだけで、ハッキリ言ってデザイナーもイヤイヤやっ
ているところはあるよね。

面白味っていうと、ちょっとスポイルされちゃってる部分はあるかも知れないけ
ど、「どちらを売るか?」って言ったら、やっぱり安定志向。
「速い機体が欲しい」って言われたら、サイズを少し小さくして適性体重っていう
方法も取れるしね。

みんな圧迫骨折が多いからプロテクション・ハーネスを作ったと思うんですけど
ケガを回避するというのは本来教育でやるもので、道具に頼るものではないと
思うんですよ。もしかしたら、プロテクション・ハーネスが出たおかげで圧迫骨折
した人の方が多いんじゃないかと思うぐらい。

中台 章
校長
現代・飛び道具
考察録
PART1
GLIDER 

PART2
HARNESS    35P

うまく科学の発達とマーケット需要がくっついたという感じがしますね。バルーン
の人や軽飛行機の人が、僕らの使っている計器類を見たら、驚きですよね。
「エ〜ッ! こんなに小さくて使いやすいのがこの値段で買えるの?」っていう
世界ですよ。いくら科学が発達しても、需要がなければ伸びませんからね。
パラのバリオの場合は、やっぱり需要があったから、性能が良くなって値段も
下がったと思うんだよね。
中台 章
校長
現代・飛び道具
考察録
PART3
INSTRUMENTS
          37P
確かにパラの人達は裕福な人が多いってイメージあったよね。
派手なウェア着て、靴もカッコイイのはいてさ、泊まるところも車ん中じゃないん
だってよ」なんて話をしててね。

P証取って、しがらみも取れて、自分の目で選べる人達が増えて来た。だから、
メーカーやショップにとっては今までのような殿様商売ができない時代になって
きたのかな。

縣 俊介
現代・飛び道具
考察録
PART4
OTHERGOODS
          38P
安全の考え方も様々ですが、99%安全と思っても1%の危険があるわけです
から、スカイスポーツでは決して安全とは言えないのです。
100回同じ条件でフライトした時に、一人が事故に遭うという確立はかなり危険
と言えるでしょう。このスポーツに100%の安全はあり得ないのですが、自己の
技術と知識で危険を可能な限り少なくしなければなりません。
松原 彪
さん
ガンコオヤジの
こんなことも
わからないのか!
パラグライダー
スクール裏口入門
第3回フライト限界
と操縦技術
          48P
大会に出ようというレベルを目指すのであれば、風速がどこまでなら自分の機
体、ウエイト、技術でギリギリ飛べるのをつかんでおかなければなりません。
競技で、他の選手が飛んでいるのに「自分は自信がないからやめる」というの
では良い結果は得られませんし、かと言って、「みんなが飛んでいるから自分も
飛ぶ」というのでは命と機体が幾つあっても足りません。
松原 彪
さん
ガンコオヤジの
こんなことも
わからないのか!
パラグライダー
スクール裏口入門
第3回フライト限界
と操縦技術
          48P
1日で1回こっきりの大バクチ、テイクオフに全てを賭けます。ハングの夏に
リフライトはありえない。ぶっ飛んだら現実をありのまま受け入れ、帰路につく
のです。まさに男のロマン。
ハング小僧
さん
PG topia
FROM READERS
         72P
障害物だらけの日本の複雑な山間地を10Kmも飛ばして来た気合の入った
パイロットを歓迎するのにもう少し度量を窺わせる対応が取れないのでしょうか
あるいは事前にその可能性を届け出てお互いに支援できるようなシステムが
確立されれば、なおこの世界の可能性が広がるのではないかと思います。
しかし、エリアを管理する側が、この種の行為を煙たがるのは逆説的に言えば
極めて自然なのかもしれません。
伊藤忠男
さん
PG topia
FROM READERS
         73P
1994年12月号 (vol 33)    
この大宇宙で「軌跡の星」太陽系第3惑星、私達の地球は、すべて微妙なバラ
ンスの上に寸分の違いもなく日々正確に活動してくれています。・・・・・・
現在、この大宇宙の中で地球の極めて正確な動きがこの地球の自然を造って
くれ、その大自然のお陰で我々人間をはじめ地球上の全生物が生かされ、
その生命を過去から未来へつなごうとしています。・・・・・・・・・
パラグライダーは、この自然と語り合い、自然に助けてもらいながら存在できる
スポーツですから、この自然の巨大な力を自覚認識し、人間としての謙虚な態
度で自然に接する時、自然は限りない恵みを与えてくれます。・・・・・・・
貴方には、自然との一体感を持って、自然に感謝する気持ちを忘れずにこの
スポーツを楽しんでいただきたいと願っております。エリアに行っても、先ず山
に風に感謝の祈りが出来る人になって下さい。
ケンベック
マニュアル
引用
’94 FLIGHT
IMPRESSION
SERIES
軌跡の星・地球発
SKY-S     32P
一人でエリアに行くっていうのはすごくリスクのあることだし・・・・・・
パラって一人でやる遊びじゃないなって思いますよ。
一人で飛ぶ遊びなんだけど、一人で出来る遊びじゃないって思うね。

すごくいいコンデションの時に飛んでても、一人で飛んでたら嫌になると思うね
一人で飛んでて一人だけ上がって気持ちがいいって時ももちろんあるけど、
それだって、「あの時すごく良かったよ」って後で言える人がいるから面白いん
だと思うんだよね。だから、もし日本にパラをやってる人が一人しかいなかった
ら、とっくの昔にヤメちゃってると思う。
周りにいる人がいいんじゃないのかな。降りてから、ただうだうだ話してることの
方が面白いのかもしれない。でもその話に付いて行けなくなると悲しいから、
がんばっちゃう・・・そういうところがあるんじゃないのかな。

僕はむしろ体で覚えてきちゃったようなところがあるからね。それは僕らの時代
に始めた人の悪いところであるのかもしれないけどね。
理論とかはあまり知らなくて、ただこういう時はこうしているんだよっとね。
だから人に教えるのがあまり上手くない人が多いって気がするんだよね。
自分がやってることをじぶんでもよく理解してないし、理論の方を後から付けて
いってるって感じがするよね。

鈴木正史
さん
新・
人間クローズアップ
スカイジャンキーの
棟梁ここにあり 41P
今のほとんどの大会は、メーカーというか本職の人達がやってるでしょ?
僕らは完全にボランティア・・・と言うか、ただ単に好きでやってるだけなんです
よ。だから、苦労を好きでやってるわけだから、つまり苦労じゃないよね。
鈴木正史
さん
新・
人間クローズアップ
スカイジャンキーの
棟梁ここにあり 42P
大会でこっち(主催者側)が儲けてないというのが有利だと思うんだよね。
自分達がただ好きでやっているということは、好き勝手なことやっても誰からも
文句言われる筋合いはない・・・というね。そういう面ではすごい強いと思うんで
すよ。

誰でも楽しめる大会ってのは初級者が楽しめる大会・・・って思うのは奢りだと
思うんだよね。

今って、パラグライダーをスポーツでやっている人と遊びでやっている人を分け
ちゃってるところがあるよね。だけど実際はスポーツ感覚の遊びでやってる人
ってすごく多いと思うんだよね。そのところ・・・・一番人が多いはずのところが、
今無視されちゃってる感じがするんだよね。

ポイント大会に出ている人だって、世界選手権に出るというよりは自分の技量
を試したいって人の方が絶対多いと思うのね。

パラグライダーって、ホントにすごくいい遊びだと思うのね、一生付き合ってい
けるような。年取ってもやれるしね。うまくやれば、きっと一生遊べるわけだから。

鈴木正史
さん
新・
人間クローズアップ
スカイジャンキーの
棟梁ここにあり 43P
さて、ヨーロッパである。夏が終わると、行ってきた人間から少しばかりの
お土産と引き替えに、大変な量の自慢話を聞かされるあのヨーロッパである。
松永文也
さん
欧州一人旅
第一回 PWC編
          44P
センタリングについて一度も悩んだことのないシアワセモノは、生まれついての
ソアリング・バードか、センタリングをしたことのない人でしょう。
パラグライダーの旋回ほど単純で簡単なものはないのですが、『センタリングと
いう目的のための旋回』ということになると、これほど難しいものはありません。
サーマル・ソアリングを『サーマル・ハンティング』などとも言うようですが、まさし
く目に見えないサーマルとそのコアを探ることは、ハンティングに等しいかも知
れません。
松原 彪
さん
ガンコオヤジの
こんなことも
わからないのか!
パラグライダー
スクール裏口入門
第4回センタリング
テクニック    48P
サーマルハンティングは、形もわからず、目にも見えないサーマルというものが
相手の知力と操縦技術を駆使した素晴らしいゲームなのです。
松原 彪
さん
ガンコオヤジの
こんなことも
わからないのか!
パラグライダー
スクール裏口入門
第4回センタリング
テクニック    51P
バイクを買った。久し振りに環8を走りながら、こんなクソッタレな道で渋滞を
すり抜けながら、それでもバイクに乗っているのが楽しくてしょうがなかった学
生の頃をふと思い出した。風が悪いとわかっていてもテイクオフしちゃう人って、
きっとそんな気持ちなんだろうな。
M
さん
編集後記    76P

’94年の月間パラワールドの内容をジャンル別に総紹介!

PARA WORLD 年末検索ページ

<グライダー>

    月 号 掲載ページ
 SIROCCO(harley)  ’94.1   P15 

 ARUBA(FALHAWK)

 ’94.12  P12〜P.13
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/NUNKI(ITV)  ’94.1  P46〜P.49
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/COMPACT(PRO DESIN)  ’94.2  P22〜P.25
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/EPSILON(ADOVANCE)  ’94.3  P34〜P.37
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/STORM-311(US VOILES)  ’94.4  P50〜P.53
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/SPECTRA(APCO)  ’94.6  P44〜P.47
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/BLISSS(Perche)  ’94.7  P48〜P.52
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/BARRACUDA(FIREBIRD)  ’94.8  P46〜P.49
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/ALOUETTE(A.D.G.LINE)  ’94.9  P52〜P.55
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/ACT-AR EVO(FALHAWK)  ’94.10  P28〜P.31
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/CYCLONE(OXY WING)  ’94.11  P42〜P.45
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/SKY-S(KENBEK)  ’94.12  P32〜P.35
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/RITMO(TREKKING)  ’94.1  P60〜P.65
 FLIGHT IMPRESSION SERIES/ACT-SO EVO(FALHAWK)  ’94.2  P44〜P.47

<エリア>

 .  月 号 掲載ページ
 あこがれの島・南海のパラダイス石垣島  ’94.1   P20〜P.31

 オーエンズバレー飛びかじり(アメリカ)

 ’94.1  P43〜P.45
 孫悟空の故郷を飛ぶ(中国)  ’94.3  P30〜P.33
 フライヤーの天国・ニュージーランドまるかじり!  ’94.4  P36〜P.49
 九州・長期滞在型気ままfライト(霧島+阿蘇)  ’94.6  P14〜P.33
 トロピカル・スポーツアイランド沖縄・宮古島  ’94.6  P48〜P.51
 ヨーロッパ・アルプスどこまで飛べる!?  ’94.8  P14〜P.31
 エリアガイド・セレクション@/北日本〜中部編  ’94.8  P51〜P.77
 気ままひとり飛びPART-5/北の大地・北海道  ’94.9  P14〜P.34
 北海道アクセス&遊〜湯〜ガイド  ’94.9  P35〜P.42
 エリアガイド・セレクションA/西日本〜沖縄編  ’94.9  P59〜P.85
 冬を120%楽しむフライトガイド  ’94.1  P18〜P.55
 沖縄フライトエリアMINIガイド  ’94.1  P56〜P.58

<グッズ>

 .  月 号 掲載ページ
 ウインター・フライトスーツ ’93〜’94  ’94.1   P14〜P.15

 使ってみました GPS

 ’94.2  P10
 ウェア・コレクション(冬〜春物ウェア特集)  ’94.2  P11〜P.21
 レスキューパラシュート特集  ’94.7  P32〜P.45
 バロ用PCソフト『電子ログブック』  ’94.8  P12〜P.13
 ’94最新ハーネスカタログ  ’94.11  P13〜P.27
 SKYLINE 新商品  ’94.12  P13
 PCソフト『Z−ing AVDC Windous版』/DK新商品  ’94.1  P11
 掟破りのバリオ徹底チェック!  ’94.2  P16〜P.35

<大会>

 .  月 号 掲載ページ
 PARASOL'93(PWC最終戦/ディーニュ)  ’94.1   P8〜P.11

 らいちょうバレーカップ第2戦

 ’94.1  P12
 ’93日本選手権in ニセコ  ’94.1  P13
 イカロス・カップ(サンチレール)  ’94.1  P16〜P.19
 ILINX めまいの大会(ロックブリュン)  ’94.1  P54〜P.55
 白馬パラグライダー・ジャパンカップ’93  ’94.2  P8〜P.9
 グランボレ・ジャパンマスターズ’93  ’94.2  P9
 マイド。ラン(レユニオン島)  ’94.3  P8〜P.9
 第1回モーリシャス島国際PGトロフィー  ’94.3  P10〜P.11
 DK MPG フェスティバル  ’94.3  P12
 第七回スチューバイ・ウインターカップ’94  ’94.5  P10〜P.11
 ニュージーランド・チャンピオンシップ’94  ’94.5  P12〜P.13
 パラグライダー雲辺寺オープン’94  ’94.5  P14〜P.15
 大室山パラグライダー・ニューイヤーズカップ  ’94.5  P15
 年初め好例ジラルの友好コンペ  ’94.5  P38〜P.39
 WOWOW パラグライダー・ウインターカップ’94  ’94.6  P8〜P.9
 コンペin オーストラリア(コリオング他)  ’94.7  P8〜P.9
 第13回モンテグラッパ・ミーティング(イタリア)  ’94.7  P10〜P.11
 ジャパン・クロスカントリー・カップin 足尾  ’94.7  P12
 岩屋クロスカントリークラシック/高山カップ  ’94.7  P13
 PWC を検証する(PWC プレ世界戦特集)  ’94.7  P14〜P.22
 PWCブラジル参戦記@/生活編  ’94.7  P26〜P.30
 PWCブラジル参戦記A/競技編  ’94.8  P36〜P.39
 岳南朝日杯パラグライダーカップ’94  ’94.9  P8〜P.9
 第1回DK スカイジムPGカップ  ’94.9  P10〜P.11
 小谷カップ/富士見パノラマ・オープンカップ  ’94.9  P12
 PWC 第3戦・グリンデルワイド  ’94.10  P8〜P.9
 ’94パラグライダー尾神カップ  ’94.10  P10
 ’94JMB ホルンバレーカップ  ’94.10  P10〜P.11
 獅子コウスカイグランプリ’94  ’94.11  P8〜P.9
 富士見パノラマ・サマーフェスティバル  ’94.11  P10
 霊石山レディ−ス・カップ  ’94.11  P11
 パラグライダー東北海道ジャパンオープン’94  ’94.11  P40〜P.41
 TEIZIN CUP PARAGLIDAR STUDENT CHAMPIONSHIP'94  ’94.12  P8〜P.9
 スカイジャンキー・カップ’94  ’94.12  P10〜P.11
 ’94ヨーロッパ選手権(スロベニア)  ’94.12  P12〜P.25
 らいちょうバレーカップ第2戦  ’94.1  P8〜P.9
 サンケイスポーツ・カップ  ’94.1  P10
 ジャパンマスターズin 立山・第2戦  ’94.2  P8〜P.9
 白馬パラグライダージャパンカップ’94  ’94.2  P10〜P.12
 小谷カップ/尾神岳スカイグランプリ  ’94.2  P12
 木島平レディースカップ/ASAGO レディースカップ  ’94.2  P13

<人物>

.  月 号 掲載ページ
 新・人間クローズアップ/仲亀正幸  ’94.1   P36〜P.39
 新・人間クローズアップ/小脇義憲  ’94.2  P28〜P.30
 新・人間クローズアップ/加藤文博  ’94.6  P36〜P.39
 新・人間クローズアップ/鈴木正史  ’94.12  P40〜P.43
 新・人間クローズアップ/梅迫賢一  ’94.2  P38〜P.41
 最年少パイロット・武藤英人  ’94.1  P40〜P.41
 STVコメット・ステガー社長 大いに語る@  ’94.3  P38〜P.39
 STVコメット・ステガー社長 大いに語るA  ’94.5  P40〜P.41
 修理一筋27年のパラ職人/ジェラール・カンタン  ’94.8  P42〜P.44
 ブイユーという男/ピエール・ブイユー  ’94.10  P34〜P.36
 イントラ・エッセイ/足立美和子(神立高原PGスクール)  ’94.1  P76
 イントラ・エッセイ/榑林孝典(ハンターマウンテン)  ’94.2  P74
 イントラ・エッセイ/辻 隆之(斑尾高原PGスクール)  ’94.3  P62
 イントラ・エッセイ/大林勝幸(東鉢伏PGスクール)  ’94.4  P78
 イントラ・エッセイ/和田真治(白馬ポップPGスクール)  ’94.5  P72
 イントラ・エッセイ/舟田恵一(JMB白馬PGスクール)  ’94.6  P78
 イントラ・エッセイ/中野和人(JMB3110PGスクール)  ’94.7  P74
 イントラ・エッセイ/山口雅裕(スポーツランドPGスクール)  ’94.8  P94
 イントラ・エッセイ/上村茂人(PGクラブ・ウインズ)  ’94.9  P98
 イントラ・エッセイ/島本健一(香川スカイスポーツクラブ)  ’94.10  P66
 イントラ・エッセイ/鳥井 明(岡山エアフレンド)  ’94.11  P70
 イントラ・エッセイ/石田泰嗣(ファーストエアターン)  ’94.12  P66
 イントラ・エッセイ/小野寺久憲(JMB秋田・寒風山PGスクール)  ’94.1  P102
 イントラ・エッセイ/中川喜昭(ラ・ムエッテイ)  ’94.2  P91

<マテリアル>

 .  月 号 掲載ページ
 パラグライダークロスを考える  ’94.2   P35〜P.45
 チマタで噂のライン切れ?  ’94.3  P14〜P.19
 サスペンションライン  ’94.3  P20〜P.23
 JHTCのライン切れに関するお知らせ  ’94.3  P26〜P.27
 セールクロス  ’94.4  P18〜P.21
 ラインの話  ’94.5  P27〜P.33
 誰も語らなかったライン問題の終結  ’94.10  P13〜P.23

<記録>

 .  月 号 掲載ページ
 CAP 444・長距離フライヤーの孤独  ’94.4   P8〜P.10
 XC チャレンジin 南アフリカ ’94  ’94.4  P12〜P.17
 国内で100Km制覇!クロカン110Km奮戦記  ’94.8  P8〜P.9
 国内新記録情報(女子XC記録/滞空時間記録)  ’94.8  P10〜P.11
 ヨーロッパでXC新記録202Km達成!(ポルトガル)  ’94.12  P12

<PGクラブ紹介>

 .  月 号 掲載ページ
 スカイメイト  ’94.1   P77
 斤斗雲(KINTOUN)  ’94.3  P63
 KIDスカイスポーツクラブ  ’94.6  P79
 SPC(湘南パラグライダークラブ)  ’94.8  P95
 パラグライダー『青い星』グループ  ’94.10  P67
 西南学院大学・航空部  ’94.11  P71

<連載>

 .  月 号 掲載ページ
 ダンプさんのパラパント日記・第10回  ’94.1   P56〜P.57
 ダンプさんのパラパント日記・第11回  ’94.2  P32〜P.33
 ダンプさんのパラパント日記・第12回  ’94.3  44〜P.47
 Dr.森山のよくわかるテクニック講座・第10回  ’94.1  P58〜P.59
 Dr.森山のよくわかるテクニック講座・第11回  ’94.2  P48〜P.49
 Dr.森山のよくわかるテクニック講座・第12回  ’94.3  P42〜P.43
 夜行列車で行くパラの旅@/怒涛の旅立ち編  ’94.4  P24〜P.27
 夜行列車で行くパラの旅A/お気楽観光編  ’94.5  P44〜P.47
 夜行列車で行くパラの旅B/大いなる飛翔編  ’94.6  P54〜P.57
 夜行列車で行くパラの旅C/北九州に進路を取れ!  ’94.7  P54〜P.57
 ガンコオヤジのこんなこともわからないのか!@  ’94.9  P46〜P.49
 ガンコオヤジのこんなこともわからないのか!A  ’94.10  P44〜P.47
 ガンコオヤジのこんなこともわからないのか!B  ’94.11  P48〜P.51
 ガンコオヤジのこんなこともわからないのか!C  ’94.12  P48〜P.51
 ガンコオヤジのこんなこともわからないのか!D  ’94.1  P78〜P.81
 ガンコオヤジのこんなこともわからないのか!E  ’94.2  P74〜P.77
 松永文也の欧州一人旅・第1回  ’94.12  P44〜P.47
 松永文也の欧州一人旅・第2回  ’94.1  P74〜P.77
 松永文也の欧州一人旅・第3回  ’94.2  P70〜P.73

<特集>

 .  月 号 掲載ページ
 あこがれの島・南海のパラダイス石垣島  ’94.1   P20〜P.31
 WEAR COLLECTION WINTER〜SPRING  ’94.2  P11〜P.21
 今、ラインを考える  ’94.3  P14〜P.27
 フライヤーの天国・ニュージーランドまるかじり!  ’94.4  P36〜P.49
 ラインの話  ’94.5  P27〜P.33
 長期滞在型気ままフライト・九州(阿蘇+霧島)  ’94.6  P14〜P.33
 レスキューパラシュート特集  ’94.7  P32〜P.45
 ヨーロッパアルプスどこまで飛べる?  ’94.8  P14〜P.31
 エリアガイド・セレクション前編(北日本〜中部)  ’94.8  P51〜P.77
 気ままひとり飛びPART-5:北の大地・北海道  ’94.9  P14〜P.42
 エリアガイド・セレクション後編(西日本〜沖縄)  ’94.9  P59〜P.85
 誰も語らなかったライン問題の終結  ’9410  P13〜P.23
 最新ハーネスCATALOGUE  ’9411  P13〜P.27
 開発の現場から ’94  ’94.12  P15〜P.21
 冬を120%楽しむフライトガイド  ’94.1  P18〜P.58
 掟破りのバリオ徹底チェック!  ’94.2  P16〜P.35

<その他>

.  月 号 掲載ページ
 危ない!シリーズ/空中接触!その時あなたは?  ’94.3   P56〜P.59
 どうなる? ’94パラグライダー・シーン  ’94.5  P8〜P.9
 JHF・PSA殿「組織の話を聞かせてください!」  ’94.5  P19〜P.26
 アクプル会長エニュー氏に聞く・欧州安全規格事情  ’94.10  P38〜P.40
 新AFNOR フライトテスト全項目  ’94.10  P41〜P.42
 特別対談/現代・飛び道具考察録  ’94.11  P32〜P.38
 パラグライダーみたいなハング!? 『ラムエアー』  ’94.12  P28〜P.31
 ’94ワールドカップ総点検!!  ’94.1  P64〜P.68
 ’95世界選手権キャンペーン@  ’94.2  P48〜P.55
 学生フライヤー特集  ’94.2  P57〜P.67

 

パラワールド公認


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           2000年  1999年 1998年  1997年 1996年 1995年  1993年